読みやすい書体!デザイン初心者が本文で選ぶ書体選びのポイントとは!?

読みやすい書体!デザイン初心者が本文で選ぶ書体選びのポイントとは!?

デザイン初心者にとって書体選びは意外に迷うものです。選んだ書体で本文は読みやすいデザインになっているのか気になります。

普段から目にする雑誌や書籍の本文は違和感なく読めているのではないかと思います。本文の文章をデザインするには書体選びが大切です。この記事では本文に使用する書体選びや本文に使用する設定をわかりやすく説明しています。

本文や文章のデザイン!読みやすい文章作成の書体基礎知識とは?

生活の中で私たちは普段から媒体を見ることが多く、雑誌や書籍などを見る機会は多くあります。

手にとって制作物を読み進めると違和感なく自然に読み進めていくことができます。読みやすいということは、本文や文章をデザインするルールが存在するからです。

読みやすい本文や文章をデザインするには、読み手に自然と内容が頭の中に入ってくるようにデザインすることが必要です。この記事では読みやすい本文や文章を作成するための基本ルールを説明します。

読みやすい本文や文章の作り方には書体選びが大切です。本文や文章のデザインはグラフィック要素のようなインパクトはありませんが、本文や文章が読みやすい、読みづらいは本文文章デザインの出来で大きく変わります。

読みやすい本文や文章の基本として多くのデザイン制作物やデザイン資料は、何らかの伝えたい「情報」を読み手に情報伝達するために作成されています。

例えば、作り込んだデザインがどんなに素晴らしくても、何を伝えたいのか情報がわからないようなデザインでは、制作しても意味がないといっても過言ではありません。

それだけ文章の読みやすさというのは非常に大切なのです。読みやすい本文や文章をデザインする際は次の基本要素3つを考慮すると良いでしょう。

読みやすい本文や文章!3つのデザインポイント!

  • 使用する書体の太さ
  • 使用する文字の大きさ
  • 作成した本文や文章の行送り・行長
読みやすい!3つのデザインポイント!

上図の3つのポイントをしっかりと押さえることで本文や文章デザインは大きく見た目が変わります。

読みやすい書体選びのポイントとは!

デザインする本文や文章の文字数が多い場合は「読みやすい書体」を選択することが重要です。

長文の場合は、見やすいシンプルな書体を使用すると読み手は目が疲れにくく読みやすいため、読み間違いなども少なくなります。

ディスプレイ書体はゴシック体、明朝体に比べると癖のある書体です。ディスプレイ書体の使用は極力避け、細い明朝体やセリフ体、または細いゴシック体やサンセリフ体を選択するようにしましょう。

下図を見ていただくとわかると思いますが、線が細くなるにしたがって本文や文章では読みやすくなる傾向にあります。

文字の線が細くなるにしたがって読みやすくなる。

上記で書いているディスプレイ書体とは、ポップ体のような個性的な字形のことを指しています。下図がディスプレイ書体の一例です。

ディスプレイ書体は本文や文章デザインからは避けるべき書体。

本文や文章デザインでディスプレイ書体を使用すると、個性的な字形が強調され制作物の中で読み手に注目される文字になりますが、安易にディスプレイ書体を使用するのは避けたほうが良いでしょう。

ディスプレイ書体はタイトルなど、目立たせたい部分で使用するのは適切ですが、読み手にしっかりと情報を伝えたい本文や文章で使用すると、字形の強調が可読性を下げてしまいます。

ディスプレイ書体は文字を並べた際にバラバラに見えてしまい読みにくくなります。

例えばの話ですが、読書をする際に文字を読むには光が必要です。読書をする際にミラーボールできらびやかな光の中で読書したいのか、それともやんわりとした陽の光の中で読書をしたいのか、それは後者であると思います。

これを書体で言い表すならディスプレイ書体は飾るための書体であり、細い明朝体や細いゴシック体は自然に読ませるための書体と言っていいでしょう。

1文字でも大きく印象が違いますので、本文や文章の文字量が多くなればなるほどその差はハッキリとわかります。

本文や文章の書体を選ぶ際は、ファミリー書体を使用すると読みやすく調和のとれたデザインになります。例えば、見出しに太いウエイトを使用し、小見出しに中ぐらいのウエイト、本文にそれより細いウエイトのように書体を統一すると調和のとれたイメージに仕上げることが出来ます。

参考例として下図に長めの文章を用いて、文書の見え方や読みやすい文章を確認してみましょう。

「細い明朝体」と「細いゴシック体」の例

「細い明朝体」と「細いゴシック体」は、書体自体の黒い面積が少なく、書体が本来もっている力と合さってスッキリとしたイメージです。

「細い明朝体」と「細いゴシック体」の例

上図を見てわかるとおりだと思いますが、比較的読みやすく感じます。本文や文章などの長文では多くの場面で使われています。

「太い明朝体」と「太いゴシック体」の例

「太い明朝体」は細線と太線のコントラストが強調され、「太いゴシック体」は全体的に黒く感じられます。

「太い明朝体」と「太いゴシック体」の例

どちらも、長文では圧迫感があり、かなり読みにくくなります。

本文や文章デザインで使いやすい読みやすい書体一覧!

本文や文章で使いやすい書体をいくつか選んでみました。参考として下図を見ていただければと思います。

本文や文章で使いやすい書体【和文明朝体】

  • ヒラギノ明朝
    現代的でシャープな印象の中に、伝統的な筆の流れを表現した、優美なフォルムが特徴です。汎用性が高く、オールマイティな明朝体です。
  • 游明朝体
    最近のスタンダードの書体。現代的で明るい印象。単行本や文庫などで小説を組むことを目的に開発されました。
  • リュウミン
    森川瀧文堂活版印刷所の明朝体をベースとして作成されたとされる明朝体。クセがなく、汎用性が高い書体です。
  • 小塚明朝
    和文書体の伝統を基礎にして作られた書体。ファミリー書体も充実しており、モダンかつ伝統的で、統一感のある書体です。
本文や文章で使いやすい書体【和文明朝体】

本文や文章で使いやすい書体【和文ゴシック体】

  • ヒラギノ角ゴシック
    現代的な印象を持ち、視認性も高く、存在感もあるゴシック体。極小から特大と、広い範囲でカバーできる書体です。
  • 游ゴシック体
    スタンダートなゴシック体。ふところが狭めの漢字と、小さめの仮名が組み合わされており、丸みのある先端から柔らかさを感じます。
  • 中ゴシックBBB
    やや小さめな書体で、長く愛されてきた伝統的なゴシック体。可読性に優れているので読ませる用途に向いています。
  • 小塚ゴシック
    小塚明朝に合わせて作られた、字面率が大きめなモダンスタイルのゴシック体。ファミリー書体も充実しているので、汎用性は高い書体。
本文や文章で使いやすい書体【和文ゴシック体】

本文や文章で使いやすい書体【欧文セリフ体】

  • Adobe Caslon
    18世紀に活躍したウイリアム・キャスロンの書体をもとにしてつくられた書体。応用範囲が広く、独立宣言で使用された活字としても有名です。
  • Adobe Garamond
    クロード・ガラモンの活字をもとに作られた書体。伝統的で柔らかい印象を感じるオールドスタイルのセリフ書体の代表各です。
  • Baskerville
    イギリスのジョン・バスカヴィルがデザインした書体。トラディショナルフォントの代表格です。書籍の本文などに多く使われてきました。
  • Bodoni
    1790年頃イタリアの印刷工、ジャンバッティスタ・ボニドによって作られた。幾何学的に構成されており、ヘアラインが極めて細い線になっているのが特徴。デザイナーに人気の書体の1つです。
本文や文章で使いやすい書体【欧文セリフ体】

本文や文章で使いやすい書体【欧文サンセリフ体】

  • Helvetica
    もっとも有名な書体の1つです。シンプルで説徳力のある字形は用途を選ばないため、幅広いデザインで使用できます。
  • Optima
    古典的なシルエットを持ったサンセリフ書体。見出しにもよく使われていますが、本文にも向いています。独特の美しいフォルムには高級感があります。
  • Gill Sans
    1930年頃にイギリスの芸術家エリック・ギルによって作られました。古典的な骨格を持ち、視認性が高い。見出しに使うと個性を出せますし、本文組みでも読みやすいです。
  • Neue Haas Unica
    Monotype のフォントや技術は、世界中で生み出された言葉を紙面や画面に活字として残しています。視認性が高く、幾何学的な形で現代風で、近年世界中で使用されている書体です。
本文や文章で使いやすい書体【欧文サンセリフ体】

上記を参考に自分で使用しやすい書体を探してみることをおすすめします。

デザイン初心者は本文や文章に読みやすい書体選びを行なうポイントのまとめ

  • 本文や文章が長い際は、行間を調節し本文・文章デザインを行なう。
  • ディスプレイ書体はタイトルや見出しに使用し本文・文章では使用しない。
  • 本文や文章では太い書体よりも細い書体を選択すること。

デザイン初心者は本文や文章にどのような書体が適しているのか最初はわからないことだと思います。

本文や文章は読んで理解をしてもらうことを考慮すると自然に読み進めることができ違和感を感じない作りにする必要があります。

それだけ読みやすい書体選びは大切なことなのです。

書体選択を行ったあとは行長がどれくらいなのかをしっかりと確認し行間を調整することで見た目に美しく、かっこいい本文や文章デザインが出来上がります。

まずは自分で本文や文章のサンプルを作成し書体ごとの特徴を覚えておくと良いでしょう。覚えておくことでデザインする内容に合わせて読みやすい書体選びができるようになります。

またこのサンプルを資料として保管しておくことも良いと思います。資料として保管することでデザインする際に読みやすい書体をビジュアルで確認しながら選択することが可能になります。

特にデザイン初心者は資料作成をすることで覚えていくこともできます。ぜひ実践してみましょう。

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