3つのポイント!ここを押さえようデザインの基本ルール!

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デザインの基本ルールは人が見て違和感なく本能的な部分で「きれい」「かっこいい」「イメージに残る」等、自然に読めることです。デザインは歴史の中で先人が発見、解析できたことを現代でもデザインベースとして取り入れています。

デザインにルールがあるのかと言いますと厳密なルールは存在しませんが、「人が見て違和感なく自然に見られる」「情報を見て行動を起こしたくなる」と言ったところがルールなのかもしれません。

この記事ではどのようなところをポイントとして押さえておくと良いのかを書いています。自分の考え方の一つとして役立てればと思います。

デザイン基本ルールは先人の知識や知恵に学ぼう!

「デザインには正解などない。」とよく言われますが、それは何がかっこよくて、何が気に入るのかは人それぞれと言うことです。私自身もそのように思います。

デザインは色々な人の感性があってこその創作物だからこそ楽しいのかもしれません。デザインは長い歴史の中で「人が見てきれいだな」、「なんとなくイメージが心の中に残るな」、「気持ちが高ぶるな」というデザインテクニックやルールを生み出してきました。

これらのデザインテクニックやルールは、人間が誰しももっている本能的なところに関係性があると思います。「このデザインいいな」と思う事は、多くの人は無意識に感じ取っていると思います。

新人やこれからデザインを学ぶ人は、先人が生み出したデザインテクニックやルールを使わない手はないと思います。また先人が生み出したそれらは原則原理として覚えておきましょう。原則原理を理解することで「デザインは難しい」から「デザインは楽しい」になってくると思います。基本を押さえた上でデザインに活用していきましょう。

例えば、黄金比という言葉を聞いたことがあるでしょうか。古代ギリシャのパルテノン神殿は黄金比を用いていると言われています。黄金比は簡単に言うと「自然界に多く存在しており、人が見て美しいと感じる比率」です。その比率は「1:1.618033・・・」わかりやすく覚えるには「1:1.6」と覚えるといいでしょう。

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多くの人はこの比率を保つものを無意識に美しいと感じていると言われています。この比率がなぜ美しいと感じるのは正直私にはわかりませんが、本能的な部分と何かしら関係があるのかもしれません。では、ここで実際の黄金比の良い例を下図で見て見ましょう。

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上図を見て見ると黄金比が約3箇所使用されているのがわかると思います。黄金比の図の置き方は上下左右反転しても構いません。上図例の黄金比を見ていくと螺旋の渦が小さい箇所に近い場所では情報量が多い、もしくは見せたい情報がデザインされていたり写真が見栄え良く入っていることがわかります。

少し詳しく解説すると

  • ①はタイトル、キャッチコピー、写真をひとかたまりで見ると伝えたいタイトル、キャッチを主体として写真のイメージを配置すると落ち着いた感じになる。
  • ②は①に対して見たイメージを良くするために写真の縦横比や向き(今回であれば顔の向き)が合っていることで安定感がでる。
  • ③は伝える内容のキャッチ、丸で囲んだ文字を主体として他テキスト要素が入っていると見やすくなる。

①から③の配置の方法にプラスアルファーで囲みの仕方や写真の切り抜き、影つけやぼかし、文字の強弱等の効果を入れることで、デザインとして成立します。

黄金比は紙面の中にいくつでも存在させることが可能です。シンプルな作りであれば1つでも構いません。また、細かく作る場合は複数個存在させても大丈夫です。

黄金比を存在させることで紙面には落ち着きがあり、その上でデザインを存在させることでイメージをより良く見せることが可能になるのです。

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上図例では、決して悪いデザインと言うわけではないですが、いまひとつ物足らない感じがしてしまいます。これは写真の要素に黄金比が使われているため、悪くはないがといったところまでデザインができている状態なのです。どのように黄金比を当てはめていくかで「伝えたい情報」と「デザイン」が変わってくるのです。

デザインしてみたが「しっくりこない!」「うまくいかない!」と言う時は黄金比の図形を置いてどこが当てはまるのか、どこを黄金比にするといいのか見直してみると良いでしょう。

初心者やデザイナーを目指す方に大雑把ですが、解説で使用している黄金比のサンプルデータを下記よりダウンロードできます。デザインをする上で役に立つ定規になればと思います。

ダウンロードはこちら「golden ratio.zip

データ収録内容:IllustratorCS4形式

この黄金比は実際にデザインする際に写真や画像類の配置で活用できます。例えば写真や画像の縦横比を黄金比にすることで、なんとなく落ち着いた形になります。このように少し知っておくことで効果的に使うことができますので、色々なデザインの基本ルールを楽しみながら勉強していくことも良いと思います。

他の基本ルールでわかりやすいものを例に挙げますと建築や洋服、紙でもチェック模様や水玉模様など使われているものがあります。基本ルールのひとつで、パターンの繰り返しになります。

もうひとつ例で挙げますと左右対称のデザインも基本ルールのひとつです。例えばロゴマークやブランディングを意識したポスターなどは左右対称な作りになっていることが多いです。世の中のデザインを1つ1つ見ていくと基本ルールが様々使われています。発見しながらデザインを楽しみましょう。

デザインセンスよりも伝わるデザインが良い!

初心者やこれからデザイナーを目指す方は、人目を惹きつけるデザインに意識が向きがちです。最初は勢いに乗って自分なりに色々と試行錯誤されることだと思います。

ただこれでは、自分のデザインネタが尽きてしまいます。「次のデザインが思いつかない。」「自分にはデザインセンスがないのかな。」このように思ってしまうかもしれません。ここでデザインセンスよりも大事なことが「紙面内容の基本情報を伝わるように制作する。」これを意識しないことには伝えたい情報もデザインの中に埋もれてしまい、はっきりとしない仕上がりとなってしまいます。

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上図の例では、写真を大きく入れて効果的になっている点は良いが、その分他の要素を入れるスペースが十分に確保出来ない。見出しやキャッチ等は効果的なことはしているが強弱が少ないため、メリハリがないことが見た目を悪くしてしまっています。

伝わる情報を構成することがデザインを行う上での基本ルールだと思います。デザインのあれこれも大切ですが、まずは以下の2点をデザインする上で最初に考えると良いと思います。

  • 目的
    告知内容のターゲットは誰で、どのような内容を伝えたいのか明確にする。
  • 基本ルール
    目的を達成するために実現可能なデザイン構成を選択する。

多くのデザイナーさんたちが最初に行うことです。

普段から見ているチラシ類や商品パッケージをデザインするデザイナーさんもデザインの基本ルールを習得した上で、応用デザインをしています。初心者やこれからデザイナーを目指す方も基本ルールを勉強していけばデザインは比較的誰にでもできることではないかと思います。

ただ新たな流行デザインやマーケティングを意識した売上向上のデザイン等は、とても自分ひとりで生み出せるものではありません。そこには各業界のプロがいます。その中でも市場をリードしていく人たちが分析や考察を行う過程で、新たなデザインが派生していくことと思います。それにはデザインの基本ルールが存在し高い能力で創造されていることだと思います。

このようなことは私達にできなくても、お客様が今したいことを「伝わるデザイン」というひとつの手法でお手伝いできるのではないかと思います。まずはデザインの基本ルールを意識すると良いでしょう。

デザインはひとつの手段であり目的ではない!

デザインの好みは人それぞれであり、企業風土によっても違うと思います。

見る人によりこの人は、このデザインが良い、あの人はこちらのデザインが良いと言う状況はデザインの仕事に携わる関係上よくあることです。

だからと言って自分の価値観で判断し、デザインの変更や勝手な進行は良くないでしょう。多くのデザインでは、「依頼主以外の人へ読ませたい、知らせたい。」と言うことで仕事の依頼があるからです。読者を主体とした「伝わるデザイン」を考えると良いでしょう。

デザインの基本ルールがある程度習得できていると比較的デザインのバリエーションも「かっこよくする」、「かわいくする」、「シックにする」等増えてきます。ここで注意することは、デザインはひとつの手段であり目的ではないことです。

目立つように作る、きれいに作ることだけが優先してしまうと「伝えたい内容が何だったのか?」よくわからないデザインになってしまいます。これでは誰に何を伝えたいのかと言うデザインの基本ルールに沿わなくなってしまいます。

デザインの基本ルールは決して難しく考える必要性はありません。目的に合わせる、目的を達成するためのデザインを考えることは読者のためにもなり、依頼主のためにもなります。このことを念頭にデザインに取り組むとよいと思います。

デザインの基本ルールのまとめ

  • デザインは昔から行われていることであり、先人の基本を知る。
  • デザインセンスよりも発信したい紙面の基本情報が伝わるようなデザインをする。
  • デザインの基本ルールを意識しデザインはひとつの手段と位置づけ目的を優先する。

デザインすると言うことは、そのデザインによる反響効果を求めることだと私は思っています。(反響効果は集客や購入、応募や問い合わせ等の人が実際に行動に移すこと。)

デザインによる効果を出して行くには、自分だけの考えだけでは解決できないこともあります。デザインは長い歴史の中で先人が培ってきたデザインの基本ルールを知ることで解決できることもあります。

デザインと一言で言ってもプロダクトデザインや空間デザイン、建築デザイン、他にもデザインするものは沢山あります。私は印刷関連のデザインに従事していますが、まだ知らない分野も多くあり時間があれば印刷デザイン関連だけではなく他分野の建築デザインの要素を調べてみたりすることもあります。

調べる事でデザインの基礎知識は幅広く持てることになり、違う分野から応用することで印刷デザインの要素として取り入れることも可能になります。人は歴史から学ぶことは多いと言われますが、デザインに関しても歴史から学ぶことも多いです。

今回の記事内容では、例えとして黄金比を書きましたが他にもルールと言うものが存在します。1つ1つのデザイン基本ルールを知ることで応用もできるようになります。広い視野を持ってデザインを考えることができるのです。

デザイナーでなくとも日々の仕事の中で、簡単な報告書や告知類、店頭POP、チラシ、DM、封筒、名刺など、各種資料や企画書、プレゼンテーション資料等を制作する人であれば、デザインの基本ルールを少し理解してるだけでも効果的に作ることができると思います。知識を深めてデザインが効果的になるようにしましょう。

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