デザインは3分の1の法則で紙面分割を行い、内容は逆ピラミッドで情報を伝えよう!

デザインは3分の1の法則で紙面分割を行い、内容は逆ピラミッドで情報を伝えよう!

デザイン制作を行う上で安定した構図を使いたい場合は3分の1の法則を利用して紙面分割を行うことで見た目の綺麗さや伝えたい情報がわかりやすく表現できます。

また、掲載する内容は適当に入れるのではなく5W1Hから導き出し情報を的確に伝わるように逆ピラミッドで入れる方法をここでは説明しています。

1/3(3分の1)の法則を用いて美しい紙面を作ろう!

紙面を3分の1の法則で1:2の構図にしてみる。

紙面レイアウト方法の1つに論理的な方法を用いて紙面を3分割し、美しく綺麗に見せる方法があります。それが1/3(3分の1)の法則です。

1/3(3分の1)の法則とは、紙面を三等分し、それぞれの基準となる基準線や各エリアを基準にして内容要素を分けたり、強調したい、目立たせたいポイントの要素を配置したりすることで、全体的なバランスを調整するレイアウト技法です。

3分の1のうち2つある空間を1つとして捉えて1:2の構図にすることで安定感のある紙面構図を作れます。また、紙面をただ単に分割するためだけでなく、デザインのポイントとなる要素を配置する際に、分割された各エリアや分割線を参考にすると、自然とバランスのとれたレイアウトデザインに仕上がることだと思います。

このレイアウト技法は紙面の縦横比率を考えるわけではなく、紙面を普通に三等分するだけで3分の1の法則として、すぐに応用できるので覚えておきましょう。

3分の1の法則では、下図のように紙面を三等分してから各要素の配置を検討します。まずは、紙面の設計として3分の1の法則を使うと良いでしょう。

紙面を3分の1に分割する。

なお分割する軸は縦・横のいずれでも可能ですが、例えばA4サイズの紙面を縦型で使う場合は横に分割し、A4サイズの紙面を横型で使う場合は縦に分割するほうが使いやすく、3分の1の法則の効果をより表現しやすくなります。

写真でも使われる構図に見る3分の1の法則

3分の1の法則は、紙面レイアウトだけではありません。

カメラの三等分の分割、写真撮影でも使われます。

写真を撮影する際の全体構図の取り方としてもよく知られていることだと思います。近年では、発達したスマートフォンのカメラ機能やカメラアプリケーションにも画面を三等分するガイド機能が実装されていることもあります。

ご存知の方も多いと思いますが、3分の1の法則を知っているか、知らないかによっては撮影の結果も異なることだと思います。分割時の基準線や各エリアを基準に、メインとなる被写体を配置することで、安定感のある写真を撮影することができます。

写真を撮影する機会はスマートフォンの普及により増えてきましたが、何も意識せず気持ちのまま撮影するのも良いですが、3分の1の法則も取り入れながら撮影してみると記念になる1枚が撮影できるかもしれません。ぜひ3分の1の法則を使ってみましょう。

3分の1の法則を活用した例を見てみましょう!

3分の1の法則にしたがってと説明をしてきましたが、下図の例を参考に紙面デザインで3分の1の法則を見ていきましょう。3分の1の法則はデザイン要素の1部分として使うよりは全体的に使うことでより強い効果となり制作者の意図を読み手が理解しやすくなるでしょう。

下図は雑誌の表紙デザインを例に制作した例です。

雑誌の表紙をデザインした例

紙面を3分の1の法則を使用して1:2の比率で分割し、タイトル部分と写真部分をわかりやすく見た目に明確に区切っています。紙面にコントラストが発生し、メリハリのある表紙デザインになっていることがわかります。

下図は会社案内の表紙をデザインした例です。

会社案内の表紙をデザインした例

下図は雑誌の見開きページをデザインした例です。

雑誌の見開きページをデザインした例

紙面を縦に三分割し、1:2の比率で写真スペースとテキストスペースを区切っています。配置要素の役割ごとに紙面を明確に分割することで、コントラストが発生します。

この例ではA4サイズのリーフレットの3つ巻に相当する作り方ですが、雑誌の見開きや定型サイズ外のパンフレット等でも応用できると思います。

短時間で情報を伝えるには逆ピラミッドを使うと良いでしょう!

逆ピラミッドは伝えたい情報、すなわち結論から入ることです。

多くの制作物や資料は、読み手に伝えたい情報を伝えるために制作するものです。これはとても基本的であり重要な目的です。目的を達成するためには有効なレイアウト技法を使わなくてはなりません。ここでは内容要素を逆ピラミッドで制作する方法を説明します。

逆ピラミッドを使った内容要素を入れる手順は、①結論、②特徴、③詳細の順番です。

逆ピラミッドとは、最終的に何を目的達成したいのかを考え、重要度の高い情報から順に情報を配置するという情報の配置方法です。

具体的に説明すると最初に結果や論点を示し、次にその結果や論点の詳細内容を示す流れで、重要度の高い順に示していきます。この方法は、限られた時間で放送するニュース番組などでも日常的に用いれられている方法です。

普段何気なく見ているニュース番組も的確に短時間で伝えるための技法を利用しているのです。情報を短時間で効率良く読み手に伝えるには逆ピラミッドは最適であり、その内容はリードと本文から構成されます。

リードとは5W1H(When、Where、Who、What、Why、How)の6つの要素をまとめた、情報伝達のポイントを押さえています。

本文は、それに続く情報のかたまりです。デザインする上でもこれらの情報をまとめたりグループ化しながら、重要度の高いものから順に並べていくことで、読み手に伝えたい情報を、より伝わる形でデザインすることができます。

どのデザインでも同じですが、デザインでは情報を的確に相手に伝えることが求められています。そのため、デザインにとりかかる前に目的をしっかり理解し、5W1H(When、Where、Who、What、Why、How)を整理することが大切です。

この作業をしっかり行うと、逆ピラミッドデザインの特徴として目的が明確になり、強調する部分とそうではない部分の切り分けの判断ができるようになります。

逆ピラミッドは伝えたい情報の順序

また、事前に情報を整理することで伝えたいデザインレイアウトのイメージを膨らませることもできます。

重要度の高い情報をどのようにデザインとして強調させるのか、逆に重要度の低い部分はどのようにしてシンプルデザインとしてまとめるのかなど考えることができます。

それを視覚化することで、読み手にスムーズなわかりやすい情報を提供できるようになります。しっかりと情報が整理されているレイアウトデザインを制作することができれば、読み手は瞬時にその制作物の目的を理解できます。逆ピラミッドを利用してデザインすることでより強い印象を残すことができるでしょう。

逆ピラミッドは英語の文法に似ている!?

逆ピラミッド型のデザインは、英語の文法のように結論から先に情報を伝えていく方法です。

読み手は短い時間で情報を理解できるため、ニュース番組などでよく使われています。視覚化することで情報をスムーズに伝えることが可能になります。

その反面、視線の流れがスムーズに流れていってしまうことで、視線の滞在時間が短くなってしまう面もあります。紙面でも同じ現象がでてしまうため写真や図版を上手に利用して、読み手に少し視線が止まるポイントを意図的に作ると良いでしょう。

デザインでは視線の動きを意識することが大切!

制作物や資料のレイアウトデザインを検討する際は「人の視線」がどのように動き流れていくかを考えることもが大切です。伝えたい内容を順序よく読み手に伝えるには、どのようにすれば良いのか考えてみましょう。

視線の動きは最初は「点」であり目で追っていくと「線」となり最後に全て繋がり1つの「面」として認識します。私はこのことを「点線面」として覚えています。

人は平面を見る際、視線は決まった動きをします。これは、情報が掲載されている紙面でもパソコンやスマートフォンの画面でも同じことです。

人は並んでいる物を無意識に1つ1つ目で追いながら認識していきます。視線の動きは1つの線になり、その線がまとまって、最終的には1つの面になります。そのため、デザインを制作する際は人が目で追っていく視線の動きを考えて、紙面のレイアウトを考えることが不可欠です。

3分の1の法則や逆ピラミッドの技法も視線の動きを考慮しなければ情報は的確に読み手には伝わらないのです。

では、読み手の視線を誘導するには紙面を見るとき人の視線はどのように動いているのか考えてみましょう。

横組みの冊子などは「左開き」になるので、左上から右下へ「Z型」に移動します。縦組みの冊子の場合は「右開き」になるので、右上から左下へと「N型」に移動します。

この視線の動きを考慮してレイアウトを配置すれば、クライアントや制作者の意図を読み手に順序よく読み手に伝えることができます。また読み手は理解しやすい視線の流れであるため、迷うことなく情報を読み取ることができます。

紙面を制作する目的は「伝えたい情報を読み手に伝えること」であるため読み手の視線誘導はデザイン制作を行う上で大切なことなのです。

デザインに3分の1の法則を取り入れ、情報は逆ピラミッドの技法を使うまとめ

  • 3分の1の法則は単純明快で面を三等分にすること。
  • 三等分にする場合は縦型と横型で区切り方が違う。
  • 情報は逆ピラミッドを使うことで伝えたい情報を的確に入れることができる。
  • 視線誘導は読み手に迷いを発生させないようにするため大切である。

紙面デザインを行う上で紙面の設計はとても大切です。

闇雲に要素を配置しては伝えたい情報がうまく伝わらないどころか、何を伝えたいのかわからない紙面になってしまいます。3分の1の法則を利用することで配置要素をエリア内で区切ると見た目に美しく綺麗に仕上げることができます。

内容要素を配置する場合は結論から優先して要素を配置することで読み手にとって短時間で内容を理解できるデザインになります。ただし映画の告知等はビジュアルが優先するデザインであり逆ピラミッドとは少し異なりますので注意が必要です。

普段は逆ピラミッドを意識することで見出しやタイトルをわかりやすく整理することもできる便利な考え方です。是非実践で活用していきましょう。

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