結婚式にオリジナルのタペストリーデザインを作りたいと思いませんか?
今回は、準備に忙しい新郎新婦に極力短時間で作れる、結婚式オリジナルタペストリーデザインの作り方を紹介しています。
パソコンを主に利用して、最後に手で加工するやり方を紹介しています。ぜひ結婚式用オリジナルタペストリーデザインにチャレンジして見てください。
タペストリーはどのようなもの?
タペストリーを簡単に説明しますと、布にカラフルな糸で模様や絵柄を表現する織物です。
もっとわかりやすく説明すると、タペストリーとは種類は異なりますが、伝統的な絨毯模様や絵柄で一目を惹きつけるようにできています。
玄関などに使用する絨毯を壁掛けにして飾るとちょっとした簡易タペストリーのイメージなります。伝統的なタペストリーは職人が丁寧に織って作られていますので当然私たち素人では難しいのです。
ですが、伝統的までとは行かずともPCを使用してプリントしたものをイメージの形にカッティングや成形することで実現できます。
商業用としては、ショッピングモールなどでも専門店街が並ぶ通路で店頭先に飾ってあったりすることもあります。例えば下図のような「氷」もタペストリーの一種です。夏になれば、かき氷屋さんの前に飾っている光景をみかけたこともあるのではないでしょうか。
タペストリーの決まりはこれといった形はなく、仕上がりの物に対して壁掛けなどに使用するとタペストリーと認識して良いと思います。布製で手作りのタペストリーだと形の自由度も高いですが、作成時間も多くを要します。
ここでは、比較的簡単な作り方で結婚式用に使えるタペストリー制作を紹介します。
結婚式用タペストリーはパソコンで制作!そのコツとは!
普段から使用しているパソコンを利用しよう!
伝統的な布でできるのであれば、それが一番良いですが結婚式の準備は沢山やることがあり短時間で見栄えが良いタペストリーを制作できることが一番だと思います。
一番早いのは業者に依頼することだと思いますがご予算の関係も結婚式には関係してきますので余力がある方は業者探しを検討してみるのも良いと思います。
結婚式用タペストリーの作り方は、パソコンを使って制作してプリントしたものを壁掛け仕様に加工するのが一番早いです。
今回のタペストリーデータ制作にはプロ用ソフトウェアは必要ありません。Windowsパソコンにプレインストールで入っているワードを利用してみましょう。ワードで新規に書類を開きA4サイズにします。ここまでは、普段使っている操作方法で何も問題はでないと思います。
結婚式タペストリーデザインの素材を探そう!
ここから結婚式用タペストリーデザインの作り方になります。タペストリーデザインをするには素材が必要になります。気軽に素材として利用できるサイトが色々とありますが、今回は「イラストAC」というフリーのイラスト素材を沢山配布してるサイトを利用します。
(イラストACのサイトはこちらから【https://www.ac-illust.com/】)
このイラストACというサイトの特長は、イラストレーターとして登録されている方が作品を公開しています。
非常に多くのイラストレーターさんが登録していますので素材の種類も多いです。素材のダウンロードにはユーザー登録が必要になりますが、無料ですので登録を先に済ませておきましょう。
ユーザー登録後、さっそく素材を検索してみましょう。今回は「結婚式」と言うキーワードで検索を行ってみましょう。
「結婚式」のキーワードで検索を行うと沢山のイラストレーターさんが作品を公開していることがわかると思います。使用してみたい素材を見つけることができたらクリックして選択してみましょう。
ダウンロード画面が開きましたら「JPEG」「PNG」「AI・EPS」というファイルの種類が選択できます。
今回ワードで制作することを考えると「PNG」のファイルが扱いやすいです。「PNG」のファイルは画像に圧縮がされてなく比較的きれいな画像で使うことができます。
「PNG」がない場合は、「JPEG」を選択してダウンロードしましょう。今回ここでは利用しませんが「AI・EPS」のデータはいったい何なのかと言いますと、プロ向けソフトウェアで使用することができるデータ形式になります。
デザインの世界ではAdobe社制イラストレーターと言うソフトウェアを利用することが多いです。プロ向けソフトウェアのデータ形式で作品公開ができると言うことはプロの方も素材として利用しているサイトであると言うことがわかると思います。
タペストリーをパソコンでデザインしよう!
ダウンロードは「ZIP」と言う圧縮ファイルでダウンロードされますので、WindowsであればOS標準機能でデータを解凍できます。ダウンロードした素材をワードの書類に配置してみましょう。
今回はワード2013を使用します。ワードのメニューより「挿入」をクリックして、「画像」をクリックしましょう。ここからダウンロードした素材を選びます。
ワードの書類へ素材が配置できます。今回の配置された素材は複数点の素材が1枚の画像で提供されているデータになります。使いたい素材のみをトリミング(使いたい部分を切り抜く)を行います。
配置された図形をクリックすると「図ツール」が表示されます。
トリミングを選択すると、書類の中の画像に黒い囲みができますので、素材に合わせて囲みを移動させましょう。
今回の素材は、トリミングのみでは小さいため拡大します。
文字を入れてタペストリーを編集しよう!
使用した素材の大きさを調整できたら文字を入れて編集していきましょう。
素材の拡大をした後、素材の上に文字を入れる場合、普段はテキストボックスを選ぶと思うのですが、自由度が上がるように「挿入」から「図形」の中にある「四角」をクリックします。
文字を入れたい場所に四角を書きます。
四角の中に入れたい文字を打ち込みます。
文字を入れた後、素材の背景を活かすため四角の面の塗りを「塗りつぶしなし」にします。
文字の色を変更します。今回は説明用でわかりやすく黒にします。
文字を選択すると文字のポイントを調節できますので、丁度良いサイズに変更します。
四角の囲みの線が不要であれば、「線なし」にします。
ここまでで結婚式用タペストリーデザイン、タイトルの作り方がわかったと思います。前述の作り方の流れで二人の写真やイメージ画像等を挿入から入れたり、他の素材と組み合わせてデザインしたりすることも可能です。
簡単な結婚式用タペストリーの作り方とは?
パソコンで結婚式タペストリーのデザインが出来上がりましたら保存してプリントアウトをしましょう。
この時にインクジェットプリンタであれば極力綺麗にプリントできるインクジェット専用用紙を使いましょう。普通のコピー用紙でプリントした場合、色味が沈み画面で見たタペストリーデザインとプリントしたタペストリーデザインで違うように見えてしまいます。
プリントしたタペストリーデザインは、コンビニエンスストアにてA3サイズのカラーコピーへ引き延ばします。
ここでコンビニエンスストアに出かけるついでにA3サイズの画用紙を販売しているお店に行き購入しましょう。画用紙のA3サイズが販売していない場合はA4サイズ2枚でも大丈夫です。セロテープでつなぎ合わせるとA3サイズになります。
A3サイズにコピーしたタペストリーを画用紙に糊等で貼り付け乾かします。乾いた後、素材の形に沿ってハサミで切り抜きます。
タペストリーの上部の左右にパンチ穴を空け紐を通します。今の状態では壁掛けにしたときに上部に補強がないため自然と丸くなってしまいますので、パンチ穴を空けた上部に追加で画用紙や段ボールを張ると多少補強になります。
これで簡易のタペストリーデザインのできあがりです。もう少し飾りをつけたいと思う場合は100円均一等で造花を販売しています。お花や葉っぱの部分を木工用ボンドや針金、糸で結ぶ方法等で立体的な作りになります。これでオリジナル結婚式タペストリーデザインのできあがりです。
結婚式用オリジナルデザインタペストリー作り方のまとめ
- タペストリーデザインは古くからあり伝統的なものも多い。
- パソコンを利用して制作すると比較的やりやすい。
- 素材サイトを利用して自分のイメージするタペストリーを作る。
- 飾り付けは立体になるように造花等を組み合わせると良い。
結婚式の準備は何かとすることが多く、時間も限られています。限られた時間の中で効率良く結婚式の準備を進めたいとは誰もが思うことです。
今回は簡易作成としてパソコンを利用して画用紙に貼り付ける方法を紹介していますが、コルクボードやミニ黒板、ミニホワイトボード等にも貼り付けて飾り付けても良いかと思います。
アイデア次第で作り方も多少変更になりますが、作ることを楽しみながら二人で共同作業を行うとより心が通う関係になれるかもしれません。