デザイン系の見やすい職務経歴書!フォーマット(無料テンプレート付き)

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職務経歴書は書いたことがない方には、どのようなことを書けばよいか分からないことだと思います。職務経歴書は、履歴書と違って書類も販売されていることが少ないです。

職務経歴の要約からはじまる各項目の説明と、デザイン系だからこそできる作成方法と見やすいフォーマット形式での書き方を紹介します。デザイン系の方はぜひ、Illustratorの無料テンプレートデータを使って作成してみましょう。

履歴書だけではダメなの!?職務経歴書の役割とは!?

デザイン系の職務経歴書は自分の総括!

デザイン系の職務経歴書は、自分自身が社会人になってから活躍してきた仕事の中で、自信がある仕事やキャリアやスキル等を書いていきます。

サイズはA4で枚数は1から2枚程度にまとめて書きます。多くても3枚以内にして簡潔に伝わるように心がけましょう。職務経歴書は、自分のいままでの仕事を振り返ると共に転職活動で応募先企業によりどの仕事内容が合うのかよく考えましょう。

例えば、応募先企業が印刷デザイン系であれば、チラシデザインやポスターの仕事内容や受賞歴が良いと思います。

自信がある仕事と言っても、応募先企業が望まないであろう内容を書いても選考に残ることはないと思われます。職務経歴書は応募先企業により望まれる内容を考えて、見やすいフォーマットで作成していきましょう。

書きやすいやり方は、古い順番で書いていく時系列(編年体式)と、新しい順番で書いていく逆時系列(逆編年体式)の書き方があります。

それぞれ特徴があり、古い順番で書いていく時系列(編年体式)は比較的社会経験が浅い方が使用される方が良いかと思います。おおよそ5〜7年位前から時系列(編年体式)で並べると良いかと思います。

8年以上の社会経験の方は沢山の仕事をこなしてきた方が多いと思いますので、古い順番よりも新しい順番で、ピックアップして書いていくと良いでしょう。

ここでは、古い順番で書いていく時系列(編年体式)で説明します。

デザイン系の職務経歴書は、テキストだけの職務経歴書ではなく、デザインしてきた仕事のプレビュー画像を一緒に掲載していくと、見やすいフォーマットになると思います。

この時、仕事のプレビュー画像の取扱には十分気をつけてください。転職活動に使う範囲内に留めて他に使わないようにしましょう。会社に所属して制作した仕事については著作権は会社にあると考えておきましょう。

デザイン系の職務経歴書では、仕事のプレビューと一緒に使用したソフトウェア名称も書いておくと人事担当の方も、何を使用して仕事をしてきたのかすぐにわかります。

デザイン系の職務経歴書は印象で書類審査通過を目指そう!

職務経歴書は応募先企業に履歴書とポートフォリオと一緒に1日に複数届くこともあります。特に新卒の方が動き始める10月〜翌年2月位までがピークです。(履歴書についてはこちら)(ポートフォリオについてはこちらから

極力見やすいフォーマット形式で職務経歴書を作成していきましょう。職務経歴書は突然職務経歴を書き始めるのではなく「職務経歴の要約」「資格一覧」「職務経歴」「自分のスキル一覧」「簡単な自己PR」を入れていきましょう。

では、それぞれの各項目を詳しく説明します。

職務経歴の要約

要約は短くまとめるのがポイントです!たいだい200文字から300文字を目安と考えましょう。

経歴が長い方は文字数が多くなりますが、それでも400文字から500文字程度にしましょう。要約の内容は、自分がどのような部署でどのような仕事に携わってきたか、明確に書くと良いでしょう。

これは、職務経歴書を読む上での導入文章だと思い、詳しく書かないことがポイントです。詳しく書く場所は職務経歴の部分で書いていきましょう。

資格一覧

資格は履歴書に書いている内容と重複して構いません。

履歴書の行数が不足して書けなかった資格がある場合は、職務経歴書に一覧として書いていきましょう。

デザイン系の仕事に携わるのであれば資格は2から3種類、多い方で6から7種類程度ある方もいます。ここでは、資格を全て書いていきましょう。

例えば、デザイン系とは関係がないと感じる英検やTOEICでも、現在では多言語できる方は重宝されることも多いです。

他、書道でもデザイン系では書き文字や墨を実際に使用しコンピューターに取り込んで、表現を行う場面も時にはあります。応募先企業では必要とされている資格かもしれませんので、漏れなく書いていきましょう。

職務経歴

職務経歴はこの書類の中で一番重要な部分になります。

役職がある場合は職務内容と実績を書いていきましょう。役職がない場合は在籍期間、会社名、会社所在地、会社事業内容、職務内容やその時のポジション、実績を書いていきましょう。

デザイン系でのアピールポイントはやはり実績でしょう。

実績部分はテキストのみではなく実際のプレビュー画像を交えて書くのがコツです。この場合、実績の画像と仕事名もしくはプロジェクト名を入れていきますが、コンセプト+簡単な説明文章があると尚良いでしょう。

少しポートフォリオを意識すると書きやすいかもしれません。実績は極力応募先の仕事内容によって記載する実績を変更するのがベターです。

職務経歴書はポートフォリオと一緒で1社1社違う内容になることを意識してください。

全て同じ実績では、応募先企業と内容がミスマッチしてしまうこともありますので、実績は応募先企業を調べてピックアップすることをおすすめします。

自分のスキル一覧

デザイン系では履歴書のみで表すことができないスキルも、職務経歴書であれば表現できます。

スキルと聞くと資格のことかなと思うかもしれませんが、資格もスキルの一つです。資格もスキルの一つですが資格は資格一覧の項目で書いていきましょう。

ここでのスキルは自分はどのようなソフトウェアが使用できるのか、そのソフトウェアでどのようなことが出来るのかを少し書いていきましょう。意外にアピールポイントになる可能性もあります。

簡単な自己PR

履歴書に自己PRを書く欄が必ずありますが、職務経歴書でも自己PRは必須です。

職務経歴書での自己PRの書き方は、履歴書の内容とは少し切り離し職務経歴書の内容での自己PRを書いていきましょう。

ここでは、自分を売込むために今までの実績でどのようなことが出来るようになったのか、デザインセンスはどのように進化をしてきたのか、これからどのような事を取り組んで仕事を発揮していきたいのか、仕事に対する思いや情熱など書いていきましょう。

自己PRと一緒にデザイン系だからこそできる実績表現の仕方があります。特に実績については見やすいフォーマットで書いていきましょう。

職務経歴書作成からくる心理効果とは!?

自分の力量に気がつける!

職務経歴書作成は、自分の経験をたどっていく作業を行います。

この経験をたどる作業では自分がどのような成長をしてきたのか時系列で把握できます。最初の自分はここまでしかできなかったが、どの仕事がきっかけで成長していくことができたのか、またその時の上司の助言だったり、同僚の言葉だったりでデザイン面の成長もあれば、社会人としての成長もできた事がわかってきます。

これは自分の長所や能力、強みといった部分がわかってきますので、自分自信のモチベーションアップにも繋がります。

自分の成長が把握できれば、次何を取り組めばよいかもわかれば、気持ちよくスキルアップに挑戦できます。デザイン系はきっかけを作って勢いよく取り組む方が集中力が増しますので、自分の成長を改めて見直してみてください。

自分を良く知ることで面接にも自信の対応で!

自分の経歴やスキルを棚卸しすることで、職務経歴書は作成できます。

それと同時に自分を良く知るきっかけにもなります。特に実績部分はどのような苦労をしたことがあるか、その苦労は最後クライアントには喜んでいただけたか、効果はあったのか考えることになります。

職務経歴書の作成段階で真剣に考えれば、他にも色々なことを思い出すことだと思います。

この思い出すことが後ほど経験する面接で役に立ちます。応募先企業での面接の際に人事担当から実績についていろいろと質問があると思います。その時にうまく答えられるようになることだと思います。

急に思い出して答えるよりも事前に振り返って思い起こすことで、比較的話しやすくなると思います。思い出したことを忘れてしまいそうであれば、いつでも振り返って見れるメモを残しておくと良いでしょう。

この場合は自分がいつでも取り出せて読めれば問題ありませんので、小さなメモ帳に書いても良いですし、パソコンのメモ機能でも良いかと思います。

最近ではクラウド型のメモ機能もありますので、気軽に見直したり追加の文章を書き込むには最適だと思います。

私はGoogleのKeepと言うクラウド型のメモ機能でラベル別で整理したりしています。Googleアカウントを所有されている方は、利用できますのでぜひお試しください。

職務経歴書を丁寧に書くポイントとは!?

記載内容のメリハリを考えよう!

職務経歴書の書く内容は、誰に見せるかを考えましょう。

まず、企業側は自分のことを何も知りませんから丁寧に書くことを意識します。人事担当者に対して、アピールしたいことが的確に伝わるように内容を精査しましょう。

このとき1つの経歴に対して色々と沢山書きたい内容があるかもしれませんが、文書が長くなると応募者は何を伝えたいのか読み取りにくくなります。

企業側の人事担当者も応募者を落選させるために書類をみているのではありません。応募者の良いところを見つけようと書類を見ているのです。

この気持ちがわかれば、わかりやすく簡潔に書くことが良いと思います。

簡単に言いますとメリハリをつけた書き方となります。デザイン系では、仕事のプレビュー画像も入れていきますので、見た目がごちゃっとならないように気をつけましょう。

見やすい形にするにはフォーマットを決めるのが一番良いですが、フォーマットがあっても入れる文字量で見た目もかわってきますので、自分なりのフォーマットがあっても注意していきましょう。

職務経歴書では基本言い切りの語尾が良い!

職務経歴の部分でよくあるのが、気持ちが先走り1文章が長い状態で「〜○○を担当しましたが、この時に○○○○○。」のように何を伝えたいのかわからない文章もあります。

仕事を担当したことを伝えるのであれば「○○○○○(仕事名)を担当」もしくは「○○○○○(仕事名)に従事」と一度言い切りで止めましょう。

止めることで、人事担当者が読んだときに「何を担当したのか」「何に従事したのか」ハッキリと伝わります。

言い切りにすることでメリハリのある職務経歴になりますので意識しましょう。職務経歴書作成の項目で自己PRや志望の動機を書く場所については丁寧に文章で書くようにします。

「○○○○○(仕事名)を担当しました。」「○○○○○(仕事名)に従事しました。」と書くと良いでしょう。

なぜ、職務経歴と自己PR、志望の動機で書き方を変えるのかと言いますと、職務経歴は経歴ですから自分の歴史になります。

歴史を見る場合は、時系列でパッと見たときにわかるように、簡潔にしておく必要があります。

自己PRや志望の動機については、気持ちを書く項目になりますので文章として書くことが多いため、突然言い切りになりますと文章がおかしくなると思います。

このような理由で使い方を分けていきます。特にデザイン系の方は仕事に力が入っている為、説明が長くなりがちになりますので、適度に文章量を抑えていきましょう。

統一表記と補足説明で見直し!読み手に親切に!

日本では和暦と西暦の表現どちらも使いますが、職務経歴書でどちらの表記が良いと言うものはありません。

まずは、応募先企業のことを調べましょう。どちらかと言うと応募先企業が、日本企業なのか外資系企業なのかによって使い分けると良いと思います。

日本企業であれば、和暦を基本使用し外資系企業では西暦を使用すると良いと思います。

日本企業でも和暦の元号が変更になる年であれば、部分的に西暦を入れておくのも丁寧かもしれません。

また、勤務していた企業名称や学校名称、資格名称は省略すると企業側の人事担当者はよく分からないこともあります。

省略した書き方は自分のみ、もしくは知っている人のみしか理解できませんので、名称は一度正式な書類や公式ウェブサイトで確認をしっかりと行いましょう。

ここで少し注意ですが、株式会社や有限会社が屋号の前なのか後ろなのか間違えないようにしましょう。

株式会社や有限会社も(株)や(有)これも省略になります。特に企業名称は創業者の想いがあって付けられています。その想いを省略することは失礼になりますので、省略しなようにしましょう。

専門用語やわかりにくい用語はできるだけ避けて書くことが望ましいですが、文章を書く際に文脈がつながらないなど、文章に不都合が生じる場合は、使用して良いと思います。ただし、その時に括弧書きで簡潔に補足説明を入れるようにしておきましょう。

職務経歴書見やすいフォーマット無料テンプレート

この職務経歴書テンプレートは自由にデザイン変更が出来るようにIllustratorで制作しております。各項目のボリューム内容によって枠の幅を変更して使いましょう。

文章量は人それぞれです。書体の大きさや行間等はデザイン系ならではのセンスで空間を活かした作りにしましょう。

デザイン系ならではの項目で仕事のプレビューを付けて、他の人と差をつけて書類選考で目を引く作りにしましょう。文字量に気をつけてスッキリとした見栄えに仕上げましょう。仕事内容をもう少し多く見せたい場合は、仕事内容のみで1枚3案件と仕事内容2案件と自己PRで1枚にするのも良いかと思います。

このテンプレートは一例ですので、このデータを使用して自分なりの職務経歴書に見やすくフォーマット変更をしても良いかと思います。ぜひ、自分なりのフォーマットを作ってみてください。

ダウンロードはこちら「job_history.zip

データ収録内容:IllustratorCS4形式、IllustratorCS4アウトライン形式、PDF、プレビューJPEG

デザイン系の見やすい職務経歴書のまとめ

  • 職務経歴書は自分の現在までの歴史表。
  • 自分のことを知り、面接での質問等にも対応できる。
  • 読み手を意識して丁寧に統一感がある内容にする。

職務経歴書に決まった形はありません。

自由書式であるためどのような書式が良いのか、最初はわからないことだと思います。職務経歴書は基本的に相手に読んでもらう書類です。

相手に読んでもらうことを意識していくことで内容は丁寧にし、見やすいフォーマット形式にすることで、第一印象が良くなり目にとまる職務経歴書となります。内容を更に読ませるにはどうするのか?これは最初の1枚目へ書いた職務経歴の要約をしっかり書くことです。

短い文章ですが、ここが内容の続きを読むか読まないかの分かれ目となります。

小説でも何かの商品のPRでも同じことが言えます。小説であれば、まえがきに小説の内容を読んでみたいと思う内容が書かれています。商品PRであれば、その商品を使うとどうなるのか?と言う文言が書かれています。

職務経歴書では最初の導入部として職務経歴の要約を考えていきましょう。

例えば、デザイン系での職務経歴の要約は

「○○印刷会社で3年間、デザインスタッフとして従事してきました。主に○○会社のポスター、販促チラシや企画提案に参画し企業と地域住民の架け橋を担う仕事に携わりました。

社内のデザインスタッフをコントロールし、スタッフと一緒に新しいデザインや表現も経験しました。経験から得たデザイン能力や思考力、クライアントとの折衝・調整能力を貴社でも生かし、社会的に貢献できるデザインスタッフとして働きたいと考えております。」

このような感じで自分自身に置き換えるといいでしょう。

職務経歴の要約ができあがると気持ちも前向きになることだと思います。自分自身のことがわかるようになり、面接での質問がその場回答ではなくなり、職務経歴書を書いたことで事前にどのような仕事で何を経験してきたのか頭の中にありますので、回答もハキハキとできるようになります。

面接での質問に強くなれることは、採用への一歩前進と考えて良いと思います。デザイン系の方は、Illustratorのテンプレートデータで、ぜひ一度作成してみましょう。見やすいフォーマットで作成して採用へのステップアップを上っていきましょう。

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