履歴書の作成は、手書きでもパソコンでも大丈夫です。まずは作成前に履歴書は誰に対して提出するのもなのか考えましょう。提出先は勿論自分のことを知らない企業の方です。履歴書の項目をより理解して書けるように説明を入れています。
各項目を理解することで、しっかりとした履歴書で自分を魅力的に見せることができます。デザイン系でスキルを活かす独自テンプレートのダウンロードデータを用意しているので活用しましょう。
履歴書は誰に見せるのかを意識してポイントを抑えよう!
新卒でも転職でも必ず履歴書の作成は必要になります。
パソコンを主に使うデザイン系では、ポートフォリオのみを持参される方もいますが、企業側の誰が見るのかを考えたときに、人事担当であったり役員の方が見られることが多いです。もちろん現場に近い部門の所属長の方も見るとは思います。
制作現場に近い方はポートフォリオのみでも、ある程度どのくらいの力量の持ち主なのかわかるとは思います。でも、人事担当や役員の方が必ずデザイン系出身で、制作現場を担当してきたとは限らないのです。(ポートフォリオについてはこちらを見てください。)
会社に所属する社員として応募するのであれば、採用に関わる人全員がわかる資料が必要になるのです。履歴書は、自分の事を素直に語ってくれる情報ツールなのです。
企業によって採用に関わる人の数は違いますが、デザイン系の採用に関わる人数は、役員、人事担当、制作現場所属長の3人位は関わると思っていいと思います。
私は人事を担当することがあり実際、書類選考と1次面接では人事担当と制作現場所属長、2次面接では副社長、社長、時々会長も携わります。私の所属する会社では5〜6人関わっています。
人数が少ない企業の場合は、全て社長お一人でされることもあります。応募する企業先で状況は様々ですが、採用に携わる複数人が見ても内容がおかしくないように作ることが大切です。
デザイン系は履歴書の作成はパソコンで綺麗に!
履歴書の作成は現在でもパソコンではなく手書きで書くと聞きますが、それはどちらでも良いと言うのが私の見解です。
パソコンの普及に伴い、最初はパソコンでは作成しないほうが良いと言われた時期もあります。正直この意見については、当時はパソコンで作られた履歴書を見たことがない。見慣れない履歴書だったと言うことです。
現在では、パソコンも普及し日々ITも進化している時代です。履歴書を作成するにあたり、パソコンを利用することは問題ありません。
インターネット上では履歴書作成サービスなんてものも存在している時代ですから、自分の履歴書を作成するにあたり、手書きが良いと思う人は手書きで、パソコンが良い人はパソコンで良いと思います。
デザイン系では、手書きの履歴書は問題ありませんが、せっかく制作するスキルがありますので、パソコンを使用して綺麗な履歴書を作成してみることをお勧めします。履歴書を作成する時には、文字の行間や揃える所は綺麗に揃えることで、見た目が綺麗になります。
綺麗に作られた履歴書であれば、企業側も細かいところまできちんとしているのであれば、入社後も仕事を丁寧にしてくれるだろうと思います。履歴書をデータで制作する場合には、ただ作ればよいではなく、見た目に綺麗になるようにパソコンで作成しましょう。
履歴書にはある程度のルール!?各項目のポイントとは
履歴書はコンビニエンスストアでの販売や求人雑誌などに付いていたりしていますが、履歴書の各項目を良く見ましょう。
履歴書は販売元が違うとその内容の項目も多少違います。どの履歴書でも書くことに問題はありませんが、自分を採用に導く売り込みツールですから、まずはその履歴書の各項目を見てどのような事を書くのか理解を深めましょう。
日付
日付はいつの日付を書くのかよく聞かれることがあります。この日付は、履歴書を企業側に提出する(持参)日付を書きます。郵送の場合はポストへ投函する日付を書きましょう。
この日付は和暦で書くことが一般的です。学歴・職歴、免許・資格の欄を記入する際も和暦を使用して揃えましょう。日付は最後に書くことが多く、意外に書き漏れていることが多いです。最後は日付を書く!これを忘れないように頭の中にいれておきましょう。
氏名・印鑑
氏名記入欄の中で、漢字で名前を書くことは誰でも分かりますが、名前の欄の上にはどのように名前を読むのか書く欄があります。
「ふりがな」と記載がある場合は、「ふりがな」が平仮名になっていますので、平仮名で名前の読みを書きましょう。もし「フリガナ」と記載がある場合は、「フリガナ」が片仮名になっていますので、片仮名で読みを書きましょう。
この欄は小さいですので、文字がはっきりと見えるようにしておきましょう。氏名は、自分の現在の戸籍上の名前を書くことになりますので、入籍などがある場合は書き間違いがないようにしておきましょう。印鑑の印がある履歴書では、認印を使用して捺印します。
シャチハタなどのスタンプ方式の印鑑は簡易の印鑑ですので、使用しないようにします。認印をお持ちでない場合は、最近では安価に100円均一などでも販売していますので、これを機会に認印を1つ購入しましょう。
日本はサインでの本人確認社会ではない為、今でも印鑑での本人確認が多いです。一生使う印鑑と考えれば、印鑑屋さんで認印・銀行印・実印の3セットでしっかりとした印鑑を作ると良いと思います。印鑑欄や印がない場合は、不要な履歴書のタイプになります。
写真
写真は企業側にとっての第一印象となります。
ご近所のスーパーやショッピングモールの敷地内にスピード写真がありますので、そこで撮影する方法で良いと思います。
デザイン系の応募写真のほとんどがスピード写真が多いです。ここで他の応募者と少し差をつけようとするのであれば時間を作って、写真屋さんで撮影する方が間違いなく良い写真が撮れます。写真屋さんでは、顔の傾きや姿勢など細かくアドヴァイスをしてくれますので、一番良い写真だと思います。デザイン系だからこそ綺麗な写真にこだわっても良いと思います。
履歴書用の写真を撮影に行く前に事前に心構えをしておくことがあります。
それは、履歴書の写真は当日訪問する時と同じように、頭から足まで綺麗に整えましょう。この気持ちが実は大切で、上半身だけの撮影だから足元はいいかなと思うとスピード写真でも、姿勢や顔の傾きなど綺麗にできていない事があります。
気持ちも身なりも整えると、綺麗に写真を撮りたいと自然に思ってきます。写真撮影は企業を訪問する気持ちで行いましょう。カラー写真とモノクロ写真どちらでも大丈夫ですが、極力カラー写真を使用して写りが良いものを選びましょう。
ここでも自分を売り込む事を忘れないように意識しましょう。頭髪や表情、女性であればメイクは健康的なイメージが伝わるように、男性であれば頭髪はスッキリとした短めの髪型で、女性であれば髪が長い方は後ろに結ぶ、もしくは顔がはっきりと写るように、前髪に気をつけることを忘れないようにしましょう。
メイクは仮に接客対応を行うことをイメージすると、どのようなメイクが良いかはわかるかと思います。服装は男女ともにビジネススーツ着用で、真面目さがでるようにしましょう。履歴書に使用する写真は、基本3ヶ月以内の写真を使用しますので半年、1年前の写真は使わないようにしましょう。
生年月日・男女
生年月日は文字通り自分の生まれを書きます。日付の項目で書いたように和暦で書きましょう。書くときに意外に緊張して書き間違いがありますので、落ち着いて書きましょう。
男女の欄は、戸籍に登録してある方を書くようにしましょう。
現住所・連絡先・電話番号
自分の身元や連絡先は省略せず正式な住所を書きましょう。現住所は現在、居住している住所を都道府県から書きましょう。
町名や番地、マンション名やアパート名称や号室などは、省略せずに全て書きましょう。入社後の手続きや書類返送などで利用されます。
その際に郵便物がきちんと届くように配慮する必要があります。郵便番号は書く前に一度、郵便番号帳や日本郵政のウェブサイトで確認をしましょう。意外に前の住居の郵便番号だったりすることもありますので注意しましょう。
電話番号は、基本的に自宅の固定電話番号を市外局番から書くことが多いですが、在職中で自宅では電話にあまり連絡がとれない場合は、携帯電話番号を書くと良いと思います。
現在、携帯電話の普及から考えますと、履歴書自体に携帯電話の欄もあったりしますので、その時は携帯電話の欄に番号を書きましょう。
FAXの欄がある場合は電話と同様に市外局番から書きますが、FAXをお持ちでない方も多いかと思います。FAX欄があり使用していない場合は「なし」と書きましょう。
履歴書では空欄を作ると企業側からすると記載がないけど、どうなんだろうと思われてしまいます。このようになると履歴書のイメージも落ちてしまいますので、空欄を作らないように注意しましょう。
最近の履歴書ではE-mailの欄もある場合が多いです。E-mailも空欄を作らないように使用しているアドレスを書きましょう。もし利用していない場合でも「利用無し」や「無し」と書きましょう。
ここで書くメールアドレスは、企業側からPCを使用したメールが届くと想定するのが良いと思います。企業側が携帯番号同士でできるショートメッセージで、連絡することはほとんどないと思われます。
メールアドレスは、パソコンとスマートデバイス両方で確認ができるアドレスが良いでしょう。
ドコモやソフトバンク、auなどの携帯キャリアと言われるメールアドレスは、迷惑メールの設定が厳しく設定されていたり、PCからのメールそのものを受け付けない設定になっていたりする場合があります。また、1通あたりの容量制限などもありますので、企業側からすると扱いにくいメールアドレスとなってしまいます。
企業側と自分で連絡が取れやすいメールアドレスにしましょう。私のお勧めはグーグル社が無償で提供しているG−Mailが良いと思います。携帯のアプリでメールの通知も受け取れますし、パソコンからも同じ内容が見られます。1通あたりの容量もメール本分を含めて15MB〜20MB利用できますので、画像や資料添付のメールも簡単に受け取れます。
学歴・職歴
学歴から先に書いていきます。
学歴の最初の行は一番上の左右の幅の真ん中に書きます。「学歴」の文字は「学」の後に半角スペースを入れて「歴」と書くと見た目が良い感じになります。小学校と中学校は卒業年月のみを書くようにしましょう。世間一般で言われる高校は高等学校になります。
高等学校以降は、入学年月と卒業年月を書きましょう。履歴書がなぜ高等学校以上を入学と卒業を書くのかと言いますと義務教育の範囲なのか、範囲外なのかを判断することと、進学を目指して自己努力をしてきたところが何処からなのかを見るためです。
ここで学歴を気にされる方もいますが、デザイン系はデザイン専門の学科や学校である必要性はまったくありません。自分で努力できる方なら早くスキルアップできる職種だと思います。
私は人事をした経験上からの感じでは、学校の制度も色々ありますので、学校名だけでは判断できない場合は、入学・卒業の記載で判断しています。入学・卒業を書く際には、2行共に省略した書き方はしないようにします。
これは学部・学科・専攻科目もその当時の正式名称で書きましょう。時々この行で見かけるのが、1行目はきちんと記載しているのに2行目の卒業は「〃」と記載して卒業年月が書かれています。履歴書は自分の事を素直に表現するものです、省略は決して行わないようにしましょう。
学歴が書き終わったら学歴の行より1行あけて「職歴」を書きます。職歴も学歴と同じように行に対して左右の幅の真ん中に書きます。「職」の後に半角スペースを入れて「歴」と書きましょう。基本的に全ての職歴を書いていきましょう。
学生時代のアルバイトは記入しないのが一般的ですが、就職する先に合わせて、学生時代のアルバイトが役に立つ内容であれば書いても良いと思います。
デザイン系で例えるならインターシップでも構いません。デザイン制作のスタッフとして仕事に携わったことがあるのであれば、ぜひそれを書きましょう。企業側もなるほど、経験してきたんだねと興味をもってくれると思います。
たとえば、コンビニエンスストアのアルバイトだったとしても商品パッケージが沢山ありますし、店舗のデザインや店内POP等、アルバイトをしながら最近のパッケージデザインや店内レイアウトを学べるところでもあります。これが役に立ったのであれば、履歴書に書いて面接時に自分からアルバイトで、こんなことを学べたと話すことも良いでしょう。
他のアルバイトでも正社員と同じくらい仕事を任され、厳しく指導を受けてきたのであれば、働くことへの意味や意義、指導を受けてビジネスマナーを学べた等、デザインに直結しなくても会社組織の一員としてどのように自分は役割を果たせたのか、社会人としての最初の勉強ができたことがあれば書いても良いでしょう。
きっと面接の際に、応募者がどのようなアルバイトをされたのか聞きたくなると思います。これも自分を売り込むための1つの技です。新卒の方でも同様に就職する先で経験が活かせると感じれば、書いて良いと思います。
学生時代以降の社会人になってからの職歴は全て書きましょう。どのような業界で仕事をしてきたのか、仕事はどうであったかという内容も簡潔に表記してください。
全て書き終わったら、職歴の最後の次の行に在職中の方は「現在に至る」と職歴に合わせて左揃えで書きます。一番最後は「以上」を「現在に至る」の次の行で書きます。
この時に「以上」の位置は、一番右側に書きますが、1文字程度内側になるようにすることで綺麗に見えます。新卒の場合は、職歴がないですので職歴の次の行に左寄せで「なし」と書きます。
免許・資格
免許・資格については、保有している免許・資格が履歴書の欄で入らない場合は、応募先の企業で必要とされる免許・資格を優先で書いていきましょう。
基本は保有している資格を取得年月の順番で書いていきます。免許と資格両方ある場合は免許も学歴と同じように左右の真ん中に書きます。「免」の後に半角スペースを入れて「許」と書きましょう。
資格も同様に左右の真ん中に書きます。「資」の後に半角スペースを入れて「格」と書きましょう。よくあることですが、免許の欄に車の運転免許は書かなくてもいいかなと思い書いてませんでしたと言うことがあります。
普通自動車の運転免許でオートマチック限定であれば「普通自動車第一種運転免許(AT限定)」、または「普通自動車運転免許(AT限定)」と書きましょう。資格の場合も3級だから書かない、簡単だったらか書かないではなく、正式名称で全て書きましょう。
履歴書は自分の事を素直に作成する書類です、漏れなく書きましょう。私の今までの経験上では、社会人になってからの受講中のセミナーやビジネススクールの通学を書くことも良いと思います。通学も左右の真ん中に書きます。「通」の後に半角スペースを入れて「学」と書きましょう。
社会人になりセミナーやビジネススクールに通う人は、なかなか少ないのが現状です。今まで知らなかったことを学んでいるので、書くのは恥ずかしいと思うかもしれませんが、実はセミナーやスクールへ通学していることで、自分で努力する方であると判断されるかもしれません。
実はスクールなどに通学していることで評価されるかもしれません。面接の際に、何を学んだかを聞くことがあります。社会人として普通の知識を学んでいる、というのが分かります。でも、こうした社会人としての普通の知識を学ぶ姿勢、そのための実際の行動が「自分で努力する人である」と評価につながる可能性があります。
自分の知識が足りないところを充実させるために学ぶことは、次の就職にきっと役に立つことだと思います。免許・資格の数が多い場合は、別紙にパソコンで一覧を作成して履歴書と一緒に提出するといいでしょう。
特にデザイン系では、Illustrator、Photoshopの資格は必須に近い感じなってきていますが、これ以外にもマイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)も優遇される資格になります。最近ではワード、エクセル、パワーポイント等のオフィス製品もお客様とデータのやり取りやプレゼンテーションで使用する機会も多いです。
志望動機・特技・好きな科目
志望動機は入社したい気持ちを熱く書くところです。履歴書の中で一番じっくり読まれるところだと思います。
面接の時にも聞かれる内容ですので、面接の事を考えた文章にしておくと良いでしょう。淡々と書いて就職したいです。と言う内容では、履歴書を読む人事担当は「ふーん」「そうなんだ」くらいにしか受けとめてくれません。
前職での経験と実績に応募先企業で、自分が何をやってみたいなど具体的なことを書くと良いと思います。この内容を書くにはまず応募先の企業や業界について、自分で情報を収集して考える必要があります。
応募先企業のことを調べることで、良い志望動機が出来上がると思います。調べずして何をやりたいなど書くと適当に書いたのかなと思われます。
デザイン系では、自分がこれから目標とするものと具体的に応募先でどのような成果を出していくか等、意気込みを書いていくと「やる気があるな!」と思ってくれるかもしれません。
趣味・特技・得意科目
趣味や特技については「特になし」が非常に多いです。
何もない方はまず無いと言って良いと思います。趣味や特技とは言わないまでも、少し前や学生時代に凝ってやっていたこともあると思います。少し思い出してみて下さい。
現在では忙しくてできていないですが、学生時代にこのようなことを趣味としてやっていました、こんなことが得意でしたなど、きっとあるはずです。
得意科目も同様に、幾つか良い成績はなかったでしょうか。思い出すときっとあるはずです。
趣味は、できれば音楽鑑賞やスポーツと言う書き方ではなく、音楽鑑賞は音楽鑑賞でもクラシックのこの作曲家が好きです、スポーツであればスポーツ名称にどのポジションが好きなど、ありきれた書き方から少し内容を掘り下げると良いです。
具体的に書くことが履歴書での自分を魅せる役割です。「特になし」や空欄は避けましょう。新卒であれば部活動でのポジションや、成績は良くなくとも授業の中でのとある1授業で、凄く上手にできたことでも良いと思います。
健康状態については任意で書く場合が多いのですが、もし応募先で業務上支障をきたす可能性がある場合は隠さずに書いておきましょう。
これは、何かあったときに申告があったのかなかったのかで、大きく対応もかわれば、自分自身の信用にもつながります。持病がある場合は隠さず正直に書きましょう。特に業務に支障をきたすことがない場合は「健康状態良好」「非常に良好」と書きましょう。
新卒の場合は、学校によっては健康診断書と言う書類を発行している学校もあります。私が通った学校も健康診断書は発行していました。健康状態に関する記載がなくても新卒の場合は、自主的に提出するようにしましょう。
この書類があれば、企業側も学校側からの書類ですから信頼できることはもちろんのこと、応募者に対しても信頼できると思ってくれます。
決して書いてはいけないものとして退職理由。これを書いてしまうと何か理由があればすぐに辞めてしまうとか、協調性がないと思われてしまいます。とくに待遇や人間関係のことを書くのは、頑張って書いた履歴書がただの紙切れとなってしまいます。書くのは、やめておきましょう。
デザイン系だから決してセンスある趣味だけを書かないといけないことはありません。ただし、趣味を通してデザイン系の学びが得られる趣味がいいかもしれません。面接時に人事担当も「なるほど、このような見方があるのか!」と関心をよせるかもしれません。
本人希望欄
本人希望欄は、職種や勤務地、勤務時間、入社可能日があれば書きます。
特に希望することがなければ「貴社規定に従います。」と表記する方が好ましいと思います。パート勤務の応募の場合は少し異なります。
パートの場合は限られた時間での勤務になりますので、募集要項と少し異なる時間を希望する場合などに限り、相談内容として希望勤務曜日や勤務可能時間を書くと良いでしょう。
正社員でもパートでも給与、年収については面接時に聞かれたときに話すと良いかと思います。あまり給与面のみ聞くと「気になるのはそこだけなのか」と思われてしまいます。パート希望の場合は、扶養内に収まるようにしたい場合等、伝えた方が良いでしょう。
ここまで履歴書の項目を掘り下げて書いてみましたが、ここまで考えて履歴書を提出される方は少ないのが現状です。
まずは、履歴書に直接書き始めるのではなく、下書きとしてノートなどに書いて見ることをお勧めします。一度書いてから見直すことで、どの部分を修正しないといけないのかしっかりと見えてきます。
履歴書には各項目で書いた理由がほぼルールと考えて企業側は見ています。履歴書を見てルールがある程度遵守できていると好印象になることは間違いありません。
履歴書のみで採用、不採用が決まるわけではありませんが、書類選考の場合はここで不採用になってしまいます。せっかく書いた履歴書です。最終選考まで残れる履歴書を目指して作成しましょう。
デザイン系でこの本人希望欄を少し活かすには、「どのような仕事を任せられる人材なりたい」、「自分自身の努力内容と足らないことがあれば、指導を受けたい」そういった気持ちを書いても良いと思います。本人希望欄なので、職種に関することを前向きに書いてみましょう。
手早くPCで履歴書テンプレートデータを利用した作成!
今回はIllustratorデータで履歴書のテンプレートデータを準備しました。
このテンプレートデータはこのサイトのオリジナル書式です。人事を担当したことがある私が履歴書にこの項目あればとか、ここはもう少しスペースが欲しいと思う所を調整したデータです。
履歴書の中の書体はアウトライン化とアウトラインをしていないデータを準備しておりますので、従来手書きで記入する箇所については明朝体か楷書体を選択すると見た目が良いでしょう。
このサンプルデータでは、サイズは家庭用プリンターで利用しやすいA4サイズ(210mm×297mm)で作成しています。履歴書のサイズはB4を2つに折ったB5サイズもありますが、B5サイズを家庭用で2枚プリントするよりもA4サイズで、他のポートフォリオ等の資料と一緒にサイズを揃える方が綺麗に書類を揃えることができます。
サンプルデータの中で、日中の連絡先と連絡が取れやすい時間を追加して、企業側が連絡を取れやすいように配慮しています。「日中の連絡先が取れやすい連絡先」については「上記、携帯番号です。」など入れましょう。
「日中の連絡先が取れやすい時間帯」については「いつでも可能です。」や「何時から何時は大丈夫です。」とはっきり書きましょう。少し丁寧に入れるのであれば「いつでも可能です。万が一出られなかった場合も、留守番電話を設定しておりますので、メッセージを残して頂ければ必ず折り返しご連絡いたします。」と書くと親切だと思います。
志望の動機をある程度しっかり書けるように広めにしています。カスタムで志望の動機はもっと広めに設定してみる等されてみると良いかと思います。
綺麗に整った履歴書はデザイン系のスキルを発揮できている証です。テンプレートはあくまでもテンプレートです。書体や文字の大きさや行間など、細かい作業ができるのがデザイン系の特権です!遺憾なく発揮しましょう。
ダウンロードはこちら「personal history.zip」
データ収録内容:IllustratorCS4形式、IllustratorCS4アウトライン形式、PDF、プレビューJPEG
パソコンを使用した履歴書作成のまとめ
- デザインに詳しい方のみが見るわけではなく、誰でも見てわかる作りにする。
- パソコンスキルを活かした履歴書の作成で見た目を綺麗にする。
- 履歴書の各項目を理解して作り始める。
- Illustratorのテンプレートデータを利用して見た目良く作成。
履歴書は自分を素直に表現するものですが、パソコンを利用して作成するとスキルを使用して作ったことに人事担当者も少しは興味をもってくれることだと思います。
スキルを活かして制作する履歴書ですから、まずは内容に不備がないようにしておきましょう。履歴書の内容も見た目もルールも問題なければ、きっと魅力的な履歴書が作成できることだと思います。
まだよく読んでない箇所や理解が足りていない箇所は、復習を兼ねてもう一度このページの同じ項目を読んでみてください。
理解するときちんとした履歴書が出来上がります。経験者向けになりますが、履歴書のIllustratorテンプレートデータも活用すると、手早く見た目良い履歴書作成が可能になります。
もちろん初心者でも未経験者でもIllustratorの知識はある!と言う方もぜひ履歴書テンプレートデータで、作成にチャレンジしてみてください。
初心者、未経験者でもここまで出来ると言うところを見せることができるチャンスです。