デザイン系就職に有利!!学生時代のアルバイトで印刷会社やデザイン事務所での就職チャンス!!

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デザイン系の印刷会社やデザイン事務所に就職したい学生の方も多いのではと思います。

学科や学部の違いがあっても実務経験というアドバンテージを持つことで、意外と有利に就職活動が行える場面もあります。ここでは、実務経験をどのようにして体験出来るようにするのかを書いています。ぜひ、みなさんの参考になれば幸いです。

印刷会社やデザイン事務所で働くメリットとは!?

社会体験を通じて就職を有利に!?

デザイン系の就職は意外に狭き門であることはご存じでしょうか?

デザイン系のアルバイトでは募集がやや少なめなことが多いです。その理由として以下のことが上げられます。

  • 印刷会社やデザイン事務所の規模が小から中規模である。
  • 印刷会社やデザイン事務所での社員数のうちデザインや制作スタッフの人数が限られている。
  • 即戦力を求めることが多い現場である。
  • 忙しい業界であり、人事面までなかなか手がつけられない。

印刷会社やデザイン事務所は意外に会社規模が大きい会社は少ないです、地元密着型が多いのが現実です。少数精鋭で運営されているデザイン事務所も多いです。

デザイン事務所の立ち上げには比較的金額が少なく済む(設備投資)ため、腕に自信があるもしくは営業力は自信がある社長さまを中心に3〜5名程度で運営している会社もあります。

設備面では、パソコン・ソフトウェア・プリンタ類、OA機器類の設備が多いのが特長です。印刷会社での設備は会社によって様々で、どこまで自社内で完結する設備を持つのかによります。

印刷会社では、デザイン事務所の設備と同等のOA機器類があります。工場には印刷機や紙折り機械や断裁機、紙をカウントする機械や封筒への封入機械など全て合わせると何億円〜何十億円の設備をしている会社もあります。

会社によって状況は様々ですが、まずはアルバイト募集があるのか?インターンシップがあるのか?就職活動前に就職課の先生と相談してみましょう。仕事を体験することで、実際に自分が望む仕事なのか、そうではないのか判断する材料になるはずです。

また、仕事体験をすることで履歴書にその体験したことを書くことも可能になります。企業側もその体験に興味を示しますので、評価される可能性があります。評価されると言う事は就職活動で優位に立つことができるのです。

意外に人手不足のデザイン事務所も多い!

デザイン系は狭き門とは言いつつも人手不足で悩む会社も多いのが事実です。

なぜ人手不足が発生するかと言いますと、経験者を求める場合が多いため退職者されると次の経験者募集をされることが多いからです。

求められる人材は既に他企業で現役で働いている場合が多く、経験者の獲得が難しいことが取り上げられます。では未経験者や学生は相手にされないのかと言うと、そんなことはありません。

一度、印刷会社やデザイン事務所でアルバイトで働いたことがある未経験者や学生さんであれば、そのまま正規雇用で働くことも可能な場合が多いです。

その理由は、プロのデザイナーや印刷関連のデザイナーの多くは、ほとんどが未経験者です。とあるきっかけで、デザイン事務所や印刷会社でアルバイトやインターシップなどで経験したことで新規に募集を出すよりは、経験済みの方を優先して採用していくほうが仕事の理解もできて教育も少ない労力でできることから好まれることが多いのです。

インターシップを体験済み、現在もアルバイトされている方は、正規雇用採用してくれるかどうか一度企業側に相談してみるのも良いかと思います。

実務経験を通じて就職チャンスを獲得するには!?

学生の間であれば、まずは学校内の就職関連をお手伝いしてくれる就職課を利用しましょう。

就職課では、今までの生徒の就職先企業のことを知っています。学校の卒業まで6ヶ月以上ある場合は、学校での勉強のことも考えてインターシップを希望すると良いと思います。

インターシップの受け入れ先は、基本学校の卒業生が勤務されていることが多いです。また、卒業生の勤務状況も良いと判断されていることだと思います。今までの学校と企業の間での就職実績を利用することで、インターシップでも比較的フレンドリーに接してくれることだと思いますので、ここで沢山のことを学びましょう。

ここで学ぶことはデザイン関連のみだけではなく、社会人としてのマナー的要素も学ぶことが可能です。はじめての社会人に囲まれる空間です。緊張することだと思います。緊張で上手く話せなかったりすることもありますが、そこは心配する必要性はありません。

自分がまず丁寧に話そうとしている姿勢があるかどうかで、企業側は気持ちを読み取り対応してくれます。一言で言うと「謙虚」であるかどうかです。プロになればなるほど、謙虚な気持ちを忘れずに働かれる方は多いです。

謙虚な気持ちになれば、インターシップに参加する時には、自分が通う学校の代表としてインターシップに参加する気持ちになるはずです。インターシップを希望するのは自分だけではありませんので、次の学生が気持ちよく参加できるようにしていくことが必要です。

自分のいたらない行動や発言、マナーに反する行動は企業側も「この学校はマナーがなっていない」「今の学生はなんだ!」と思わせてしまいます。学校と企業の間で繋がりが薄くなってしまいます。また、自分の就職へのチャンスも失いかねません。

インターシップでは以下の項目は忘れないように意識しましょう。

  • インターシップ受け入れ先企業への感謝の気持ちを忘れずに。
  • 自分は学校の代表でインターシップに参加する気持ちで。
  • 職場マナーを守り社会人としての自覚に目覚め謙虚な気持ちで学ぶ。

職場は人と人の繋がりです、感じの良い人には好感を持ちます。身だしなみや明るい挨拶、返事、礼儀正しい人はマナーを通じてより良い人間関係を築くことが可能です。より良い人間関係が築けると指導していただく人からの内容もより良いものとなります。

インターシップの時にたくさんの事を吸収して自分の経験値をアップしてください。

学生ではない場合は、インターシップはありませんので自分の力で切り開く必要がありますが、卒業して1〜2年以内であれば、まだ学校側も少し対応してくれることだと思いますので、一度学校の就職課へ相談してみましょう。

学校を卒業して3年を過ぎると自分で情報を収集しましょう。情報を収集するにはまず求人が掲載されている媒体を探しましょう。ハローワークでも掲載ありますが、デザイン系の数は多くないのが実情です。経験者を求めますので反応が早く出る有料媒体(新聞折込、フリーペーパー、求人サイト)に掲載することが多いです。

まずは、自宅付近のコンビニエンスストアやスーパーなどにあるフリーペーパーと新聞を購読されているのであれば、新聞折込の求人広告を集めてみましょう。

基本自分のまわりにある媒体紙は地元企業が多く掲載されていますので、情報を収集するには容易だと思います。しっかり目を通すことで自分が知っている企業以外にもデザイン事務所や印刷会社が掲載されていることもあります。

次にインターネットで掲載されてる求人サイトで地域と職種で絞って検索してみましょう。求人サイトでの検索は簡単です。ここで求人サイトだけで良いのではと思われるかもしれませんが、紙媒体と求人サイトでその時々によって紙媒体のみの掲載や求人サイトのみ掲載、両方掲載されている時がありますので、極力集められる資料は集めていきましょう。

特徴は、発行スケジュールがあることです。毎週発行や隔週発行、月何回発行などあります。求人サイトでは1週間単位での掲載でどれ位掲載期間を設定しているのかによります。

ここでデザイン事務所や印刷会社の求人を見かけたら自分が応募したいなと思う会社をピックアップしてみましょう。募集内容で「未経験者歓迎」と記載あれば遠慮無く応募してみましょう。

「経験者歓迎」の場合は、ほぼ経験者以外は受け入れにくいと考えられます。ですが、自分の思いだけで経験者募集だからと遠慮することはありません。まずは、お電話で面接だけでもお願いできないか企業側に相談してみましょう。

もしかすると面接はOKですと回答いだけることもあります。企業側も「できれば経験者」が良いと考えることも多いですので、必ずしも経験者のみしか受け入れがないと言うことはないのです。

ここで面接時に未経験である場合は、いきなりの正規雇用は難しいかもしれませんので、試用期間を設けて期間を区切り受け入れて頂けないか相談してみましょう。

自分の熱意があれば、きっと企業側にも通じるはずです。試用期間やアルバイトを通じて実務経験でスキルアップしていきましょう。

私自身も実は、学生時代に印刷会社で制作スタッフのアルバイトをしており、学生時代に実務経験をしました。私はアルバイト先の企業で就職はしませんでしたが、履歴書に印刷会社でのアルバイト経験も記載でき、別の就職先で経験が少しでもあるのであればと言うことで、別企業での採用になりました。

私は現在その会社のグループ会社で制作部門の指揮をしています。きっとチャンスは誰にでもあると思います、思い込みで応募しないことはないようにしましょう。

就職活動では、多少なり運も左右されるかも!?

会社事情はそれぞれと考えましょう。

「えっ!会社事情で左右されるの?」と思うかもしれませんが、会社が忙しい時期や応募者が多数ある場合には、その時の対応がことなることもある、ということです。

会社は日々忙しい中で応募者の書類や面接を行っていますので、面接日程の返事がなかなか返ってこない、採用結果の返事がなかなか来ない等あるかもしれません。返事がないと色々と考えてしまうことがあるかもしれません。返事がないと不安にもなるかと思いますが、気にしたところで何か解決するわけではありません。

だから、気にしない方が良いと言うのが私の考えです。

決して自分に能力がないから返事がもらえないと言うことはありません。採用であれ不採用でも返事はきます。もし不採用でも未経験からプロになることが多い業界ですので、あきらめなければ誰にでもチャンスがあるのです。

数社応募して内定がもらえないくらいは気にしないことです。ただし10社以上応募して内定が無いとなるとそこには自分の就職活動や履歴書、ポートフォリオ、学校での勉強、人となりで問題があるかもしれませんので、今一度自分を見つめ直しましょう。

たとえ優秀な人でも運次第ではうまくいかないことがあります。深く気にしすぎずに前向きに就職活動を行いましょう。

デザイン系の履歴書やポートフォリオについては以下を参照してみよう。

就職活動前に神社参りで運気を自分に!

願掛けは昔から日本では行われることですが、こと就職活動前に願掛けしているかと言うとされてない方が多いかと思います。

この願掛けは自分の行動を、今一度見直し考えるきっかけとなると思います。静かな神社で手を合わせて願う行動を行えば、就職活動がうまく行くように考えて行動をするようになります。

行動が変われば自分にも変化が現れることだと思います。

神社でお願いだけして終わるのは何も現状が変わりませんので、注意してください。簡単に言うと「今年はダイエットするぞ!」と意気込んで1年終わってしまう感じと似ています。自分に何が必要か考えて、行動レベルまで持って行きましょう。

行動レベルになって着手すれば、その項目の進捗率は50%と考えて残りの50%を完結するように行動していきましょう。

ライバル同士の就活を意識しないほうが良い!

就活が始まると就職が決まった話など良く耳にすることだと思います。

人事を担当する私から言わせて頂くと、正直な話ですが学校での課題のスキルと仕事の現場でのスキルには大きな違いがあり、学校での課題作品がよかったから採用が決まるわけではありません。

基本総合判断で行います。人柄、筆記試験、面接、書類内容で判断します。決して才能だけでの採用ではありません。私が勤務する会社では実技試験も行っております。実際の仕事での原稿を決められた時間でどれだけ真似事ができるかをしております。

実技の後には「実技してみてどうでしたか?」と必ず質問いたします。そこで、実技が上手くいかなくても学校でのスキルと仕事の現場でのスキルの違いが認識できれば、問題無いと判断しています。

まず学校の課題作品は、基本お金を払って学びに行く場所であり課題は学ぶために必要な知識・技術を身につけるための自由な仕上がりになります。

一方で仕事として制作するには、お金を頂いてヒアリングした内容に沿って考え、効果があるものを制作していきます。

仕事としての作品で考えるならば、お客様からの仕事内容に沿って、お客様が好むデザインであり、尚且つその作品で何かしらの効果が発揮できる仕上がりでなければならない、という自由度の幅が狭いものであることがわかると思います。

「課題の中での自由なデザイン」と「仕事の中での限られたデザイン効果」の違いが認識できれば良いと思います。このことから学校での課題は大きな評価とはしていないのが実情です。学校の中での才能やセンスは仕事の現場からすると、ほぼ差はないと考えるのがデザイン事務所や印刷会社です。

学生の時には会社の知名度で「ここに入社したい!」と考えることも多いと思いますが、それはそれで良いと思いますが、あまり意識しすぎると内定がもらえない場合に大きく落ち込んでしまいます。

最初の就職活動で一生その会社で勤め上げることは現在ないと思います。次また機会があれば応募してみるのも良いかと思います。

就活でのライバルも気になりますが、焦ると上手くいくことが上手くいかなくなることは誰にでもありますので、ライバル心はあっても良いですが「そこそこ」に押さえておきましょう。

新卒で入社する会社は「人生の通過点」と考えて、経験・スキルアップができれば「自由な就活」としてポートフォリオをしっかりと作り自分を売り込みに行きましょう。

人事をしている私からの(企業側)から見るアドヴァイスとは!?

ポートフォリオのデザインセンス判定で合否を決めるだけではない!

ポートフォリオで判定して合否を決めるのは確かにその通りかもしれませんが、この認識だけでは就活がうまくいかなこともあると思います。

事前にデザイン事務所や印刷会社でインターシップやアルバイトなどで実務経験をすることもポイントですが、日本企業では、ほんどの場合には会社に入社してから本格的な実践的レベルに達する勉強を行う事がほとんどです。

気持ちや意識、向上心を読み取ることが出来れば「入社後に成長しそうだ!」「コツコツ努力する方かもしれない。」「何でも前向きに動いてくれそう!」こう言ったプラス部分を面接や書類で読み取ることができれば、実力は関係ないかもしれません。

実際、全く別の業界やデザイン系以外の学科や学部の方も採用してきました。会社は集団で働く場所ですから最初はデザインセンスよりも「人として」と言う部分を重視している会社もあると思います。実績と経験は気持ちや意識、向上心があれば必然と付いてきますので入社後のことは心配しなくて大丈夫です。

このサイトの運営者情報も参考になればと思います。

アルバイト経験はそこそこに!?

学生の本分は「学問」です。アルバイト経験豊富で、ある程度お金を貯めて好きな物を買ったり旅をしたりしている学生さんも見かけます。

学費や生活費を自分で賄わないといけない場合以外は、逆にそれが仇となる場合があります。人事をしている関係上「アルバイトをしてどのように自分へ投資できましたか。」と言う質問をすることがありますが、ほとんどの場合は娯楽に近い内容が多いです。

この場合は、いくらアルバイト経験があってもお金を稼ぐ頭にしかなっていないため「入社後に成長しそうな気がしない」「社員との人間関係バランスが崩れそう」と感じ取ってしまいます。

アルバイト経験で得た収入は極力自己学習の教材やセミナーの参加費、ビジネス書の購入など社会人に必要な知識を得るために使いましょう。時にはお世話になっている両親へのプレゼントにも使うと良いと思います。

もし入社できた場合は、社会人1年目は両親への感謝の気持ちをプレゼントと言う形でお礼も考えましょう。人間味があり人としての成長が感じ取れる方こそ採用されやすいと感じます。

就職をなめるなっ!!と役員からよく言われます(汗)

私自身このようなことは言わないのですが、現在勤務する役員よりよく耳にします。

役員面接時に会社を運営するには「ビジネス的要素と普段からの勉強姿勢が大切である」と言われています。日本企業は各社人材確保に大変厳しい状況になっていますが、役員が言いたいことは「誰しもビジネス社会に飛び込むことになるが、人手不足だからと言って努力無くして採用になることはない。」と言うことです

確かに現場では人手が足りないから人員が欲しくても誰でも良いわけではありません。そこには各社ともある一定の合格ラインがあります。ビジネス社会に長く身を置く私たちは、ライバル企業と競争しながら生き残って行かなくてはいけません。

それを考えると学生時代にインターンシップやアルバイトを通して勉強することは当たり前と思いましょう。

印刷会社やデザイン事務所で実務体験作りのまとめ

  • インターシップやアルバイトで事前の実務体験で就職を有利に。
  • 多少の運にも左右されるが気にしすぎないこと。
  • 人間味のあり成長幅が感じられる方が有利。

思いつきでデザイン系の仕事がしたいと急に応募をしてもまず内定はありません。

ただし、学生の間に事前の実務経験を通じて採用されやすい「経験」というアドバンテージを得られます。まずは、ここを目指してインターシップに参加することをお勧めします。学校卒業後もチャンスがないわけではありません。

普通のアルバイトや短期アルバイトやパート募集もあります。そこを試用期間と考えて会社側と正規雇用の相談をするのも一つの手です。未経験者でも学生でも最初のスキルの差は大きくないと考え、人間性を重視して就職試験に挑むのも良いかと思います。

あきらめると状況はなにもかわりません、プロを目指すなら自ら行動で道を切り開いていきましょう。

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