デザイン系の専門学校から就職への道!その行動ポイントとは

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デザイン系の専門学校選びは学校の環境から調べ、その後オープンキャンパスへ参加。学校見学に行くことで色々な情報が得られます。自分で収集した情報で「この学校に行きたい!」と言えるように自分で行動をしましょう。

学校に通う時にはデザイン系の勉強をしっかりと行い、まず最初に資格取得に励んで基礎を作る。その先の就職戦線を勝ち抜くには、学校で学んだ知識と実技が力を発揮します。自分が就職したい企業の情報収集のポイントや説明会、インターシップの参加方法などを書いてます。

デザイン系の専門学校選び!見るべきポイントとは!?

オープンキャンパスに参加!先生と先輩に聞いてみる。

私は広告に興味がありデザイン系の専門学校へ行ったのですが、高校生の時に専門学校へ行くため、まずは専門学校が行なっているオープンキャンパスに参加することにしました。

なぜここでオープンキャンパスに参加するかと言いますと、オープンキャンパスに参加することで、その学校の特徴がはっきりとわかってくるからです。

オープンキャンパスとは、学校に興味のある学生さんに対して学校の施設や授業内容、取得可能な資格、入試制度や入試に関わる説明等を聞くことができるものです。実際にパソコンを使用した実技講習も行うことも多いです。参加する前はパンフレットやウェブサイトのみの文字情報ですが、参加すると質疑応答や操作の体験をすることができます。

例えば学校の設備の状況だったり、参加した時の先生の対応であったり。専門学校生の先輩の体験のお話しや、オープンキャンパスを手伝う専門学校生の行動であったり話し方等、色々と見ることができます。

先生にはウェブサイトや募集要項などにも書いていない、専門学校生の就職先の情報を聞くことも可能です。

デザイン系も種類がある。

デザイン系といっても就職先は様々です。

デザイン系の就職先は主にデザイン会社や印刷会社、ウェブ制作会社が多いかと思います。デザイン系と印刷会社では、主にPhotoshop、Illustrator、InDesign等が主流です。ウェブ制作会社はDreamweaver、Fireworks、Photoshop、Illustrator等を使用して制作されます。私の場合は専門学校を選ぶポイントとして、ソフトウェアの設備状況がどうであるかというところを一番重視しました。

専門学校選びでは、設備状況を一番重視しました。そのため、学校の環境については「自分で良いと思えるところ」に進学すべきと考えました。

オープンキャンパスでは、その環境を自分の目で見て確かめることができます。環境を見るポイントとしては、授業が受けやすいようにデスクと椅子が綺麗であり、パソコンとパソコンの間が狭い間隔で置いてないかなど、授業に集中しやすい環境になっているかというところを見ると良いです。

パソコンとソフトウェアが、極力最新の環境になっているのか、自分が使ってみたいと思うソフトウェアの現在のバージョンをオープンキャンパスに行く前に調べて行くと良いと思います。

カリキュラムの特長を理解し学校選び!

環境を見ることも大切ですが、専門学校で特徴が出てくるのが授業の内容です。

カリキュラムについてはウェブサイトで公開されていますが、実際の授業内容については分らないため、オープンキャンパスに参加して実際に授業を受けている、専門学校生の先輩方に聞いてみるのが一番です。

ここでなぜオープンキャンパスに参加している専門学校生の先輩方に聞くのが良いのかと言いますと、先生から参加してみないかと声をかけられた学生や、自らの意思で参加する学生によって、当日お世話していただけるからです。

先生も誰でもいいからという感じで声掛けを行いません、授業をしっかり受けているとか、実技を頑張っている。そういう所を先生は見て声をかけていきます。自ら参加される学生さんも基本的に授業をしっかり聞いて、実技もがんばっています。だからこそ、やる気のある専門学生さんであることは間違いありません。

しっかり授業を受けている諸先輩方だからこそ授業の内容をしっかりと回答してくれることだと思います。

私のデザイン系の専門学校選び10のポイント!!

学校選びと言っても、何をポイントとして見れば良いのか最初は分からないと思います

ここでは、まず自分がやりたい勉強は何か。それを元にオープンキャンパスで先生、先輩方への質問を行うといいと思います。全ての方に共通するわけではありませんが、以下10のリストを参考にするといいでしょう。

  • 自分が目指すべき姿を想像し何を勉強したいのか。
  • 勉強を行うにあたりその環境がどのように完備されているのか。
  • 学校でのカリキュラム内容はどのようになっているのか。
  • 先生や先輩への質問がキャッチボールのようにスムーズに返ってくるか。
  • 卒業生はどのような企業に就職しているのか。
  • 前年の全体の就職率は何パーセントで、その中でデザイン系の学科はどうだったのか。
  • 先生の身なり、服装はビジネス的になっているのか。
  • オープンキャンパスを手伝う先輩の身なり、服装は学生としてそれ相応か。
  • 先生と先輩の話し方は面倒だと思わせるような空気になっていないか。
  • 学校の周り、学内は綺麗に清掃されているか。

上記のリストを参考にすることで、自分が学びたいと思える環境になっているかを確かめることができるのです。まずはこの10のポイントを意識して、オープンキャンパスへ参加しての操作体験、先生や先輩方の話を聞いてみると自分の想像とは良い意味で違う所や、悪い所が見えてくると思います。自分なりにポイントをまとめてみるとより良いかと思います。

デザイン系の就職先を見据える行動とポイントとは!?

入校する前に将来のビジョンを考える!

ここまで学校の選び方を見てきましたが、続いて学校に入った時のポイントを見ていきましょう。デザイン系の就職を考えることは、専門学校に入学した時にある程度想像しておくと良いと思います。

目標を自分で定めることで、専門学校へ入学して何を学び、どのような資格を取得していくのがベターなのか、はっきりと目標に見えてきます。

入学と同時に全てをイメージする必要はありませんが、自分がどのようなデザイン系の仕事をやりたいのかは、はっきりしておくといいでしょう。

でも、デザイン系でも途中で別の方向性で考えてしまうことがあるようでしたら、もう一度自分がやりたい事が何だったのか思い出すといいかもしれません。迷う事は決して悪くありませんが、悩みが長くなると気持ちも行動も中途半端になってしまいます。

悩んでしまう時は、友人、知人、両親等と話して答えを導き出すことも良いでしょう。中途半端になると入校したけど学校を辞めてしまう。また、自分が目標としていたデザイン系の仕事に就職することが難しくなってきます。

私が当時高校生ながらに考えていたのは、印刷物のデザインの仕事に携わりたいということでした。専門学校に入る前は、印刷関係のデザインの仕事に携わりたいと思っていました。

でも入校してからは、印刷関係といった漠然的なものから、チラシデザイン、名刺デザインといったより具体的なものに意識が変化して、そうした仕事ができる企業に勤めたいと思いました。

このように、高校生の時には大まかに就職の事を想像していたのですが、専門学校へ入校してからは、印刷関連でもチラシのデザインがしたいと具体的に考えが進んだ事、このように大まかなことから現実的なことを考えても良いかと思います。

デザイン系の就職に専門学校で資格にチャレンジ!!

私が通った専門学校の学科は、3年間でたくさんのことを学んでいきましょう、と言うところで、今ではあまりありませんが「マルチメディア学科」というところに入りました。

専門学校の多くは2年間で卒業というところを、プラス1年人よりも多く学習することになりました。

3年コースの学科を選ぶことで、資格取得に向けた時間と実技に向けた時間を大まかに考え、

資格取得に向けた時間と実技に向けた時間を大まかに考え、

  • 1年目は資格取得を主軸に勉強
  • 2年目に実技を主に作品制作の時間を多くとる
  • 3年目の中頃から就活にむけて就職課の先生と面接の練習や履歴書の書き方等の時間を作る

というようにしました。

実はこのプラス1年と言うところが私にはポイントでありました。

3年間の学生生活では、卒業するために学校の方針として必ず取得しないといけない資格があります。ほとんどの専門学校でも、卒業するために資格を3から4種類ぐらいは、取得しないと卒業と認めないと言うことが多いです。

私は人よりも多く授業を学ぶということで、1年生の時に必須で取得しないといけない資格は全て取得し、希望で受けることができる資格についても1年生の間で極力、資格取得に向けて努力しました。私はこの必須の資格は必ず一回で合格する、そういう気持ちで勉強し資格を取得してきました。

希望で受ける資格については、自ら行動を起こし受験料についても、自分でアルバイトをして貯めたり、両親に将来に向けて資格を取得したいと受験料を説得したこともあります。

他人と差を付け専門学校で有利な就職活動へ

ここで極力他の人との差をつけるため、希望で受けれる資格については、学校から案内があったものについては、積極的に資格取得に向けて努力しました。

1年生の間は、ほとんどが資格についての座学で終わってしまいましたが、専門学校生の1年間で資格を取得できた数は、13種類と非常に多くの資格を取得しました。

この多くの資格を取得することは、デザイン系の就職を有利に進めて行くための重要なポイントとなります。

私は専門学生の1年生の時の資格取得の数と、それ以外で取得した免許や資格を合わせると合計で20種類になります。この資格は数が多いからと言って有利に働くのではなく、資格を取得することで、様々な知識を自分の中に取り入れることが可能になります。

資格を取得した知識は就職後に仕事で困ったことがあった場合は、自分が取得した資格の内容を思い出し問題の解決にあてることができるのです。

専門学校生の就職活動のポイントとは!?

専門学校内の求職票をまず見よう!

私が専門学校3年生の時に就職活動を開始したのですが、まずは自分が就職したいと思う企業探しを行います。

デザイン系の専門学生が希望する企業へ就職するには、まず学校経由での就職を検討される方が良いと思います。それは何故か?学校へ求職票を出す企業は、その学校と既に就職課の先生より人材に関するお話しをされていたり、既に先輩方が就職されている企業で、会社での貢献度が高いことだと思います。

既に学校の特長や即戦力といった所で理解され、次回以降もその学校の卒業生より採用したいと、考えているからこその求人募集です。その情報を生かさない手はないと思います。

ここでのポイントは、学校とパイプが出来ている情報を知り、その企業に興味を持つことです。学校内にも就職課があり就職課の先生から、各企業の募集内容を教えてもらうこともできますが、就職課内の情報だけではなくまずは自ら行動して会社見学、説明会に参加してみましょう。

自分からアクション!見学、説明会、インターシップに参加!!

興味のある企業には是非、会社見学、説明会やインターシップ等に参加することをお勧めします!

見学については企業側から合同で何人集まれば開催日がいつと言った事もありますが、1人ずつでも大丈夫な場合は就職課の先生を通じて希望日等を相談しましょう。

極力企業側に合わせる方が親切になります。企業側も忙しい中に説明を行って頂けますのでお邪魔にならないように気を遣うのが良いかと思います。

ここで重要なのは、自ら行動、積極的に会社見学、説明会、インターシップに参加して働く事は何かと言う事から学ぶ姿勢です。

学校内の求職票のみではなく、自分で情報を収集する方法もあります。これは少し大変ですが雑誌や折込求人、ネット求人、ハローワーク等、色々と行動をしないと手に入らない情報になります。

自分の探した情報では、その企業は自分の学校の事をよく知らない場合もあります。だからまずその企業の事をよく調べて、その上で、自分の学校や自分の事をその企業によく知ってもらうにはどうしたらよいか、といった行動に移せます。

自分で決断!希望する業界へ

実は、私は学内の情報ではなく自分で収集した情報を基に就職を決めました。

これは自宅に新聞と一緒に折り込まれていた、求人情報紙に地元の印刷会社の制作スタッフ増員募集でありました。

就職先も大手企業、中小企業とありますが、私は地元の中でも中企業ぐらい(地元では名が知れた感じでしょうか)の印刷会社に就職をしました。

就職活動中は、ハローワークにも行きながら、求人雑誌を手に色々情報を見ていたのですが、学校内の情報にも自分でこれだ!と言う感じがなく、何社も何社も探す日々でなかなか情報が、うまく見つけられないなと感じていました。

そんな時に、自宅の新聞折込に「デザイン系の専門学校卒以上で就職したい方募集!」と言う内容の求人情報があり、その企業がとても気になって企業情報を収集しようと自分の中で勢いが増しました。

この情報に惹かれたのは、シンプルな作りのチラシに掲載している情報が少なかったからです。そのことで逆にこの企業のことが気になり自分で調べてみたいと思いました。

情報が少ないことで、私のように自分から積極的に情報を探す人を求めている、やる気のある人を求めているんだ、と当時思っていました。企業側の思いはどうであれ自分で納得いく情報収集を開始したのです。

文頭で学校内の求職票から探した方が良いと書いているのは、手に入りやすい情報からまず探し、他にも情報がほしいと感じれば自分なりの情報収集を行うと良い、と言う事です

自分で行動したこと、学校内であれ自分で行動して探したことでも、それは「やる気」があったからこその行動です。企業側の面談や面接の方もそこは必ず見ます。なんとなく見学にきた応募した等は直ぐに見抜かれます。

なぜなら企業側は何人、何十人、時には大手企業人事担当であれば何百人と対応しているからです。まずは「やる気」ここが見られます。なんとなくでは見抜かれる結果となります。

今回のポイントのまとめ

  • オープンキャンパスに参加して先生や先輩方から情報収集をする。
  • 専門学校に入学したら資格取得の為に真摯に取り組むこと。
  • 企業情報を収集し「これだ!」と自分のモチベーションがあがる企業を探すこと。

高校生の進学進路の面談があるときには、ある程度どの分野に進みたいか軽い気持ちではなく、長い目で考えるといいと思います。

したくもない仕事に将来就くことは誰でも可能です。私も高校での進学進路の先生との面談で、先生よりこんな事を言われたことがあります。

「コンピュータを扱う仕事は仕事ができる期間が短い、若い間しかその仕事はできない。他を考えた方がいいかもしれない。」と言われたことがあります。

これは先生と言う立場上、お金を頂いた生徒さんが良い進路に行けなかったら、親に迷惑がかかると思ったからかもしれないです。この面談の時、母も浮かない顔しながらそれを聞いていました。

そこで私はこう言いました。「コンピュータを使ってする仕事が若い間しかできない事はない、これからコンピュータの進化と共に、いろんな会社が使う事になるから将来性がある仕事だと思う。」と言わせて頂き、その場の暗い空気を明るい空気にしたことがあります。

自分の行動や発言で先生や親を説得できたと感じています。私の高校当時はまだまだパソコンと言うものが、今ほど会社に普及していなかった時代ですので、心配もあったのかもしません。

専門学校ではデザイン系の就職を目指してまずは資格取得に励む毎日でした。デザイン系の就職にかかわるものだけではなく、少し幅広い目線でビジネス系や情報処理、デザイン系の資格取得を目指すといいと思います。

幅広く資格取得を目指す事で、自分が社会に出て就職先での仕事に役立ちます。簡単に一例を言いますとお客様の仕事をする上では名刺交換や電話の受け応え。情報処理系では情報の活用の仕方や考え方。デザイン系ではPhotoshopやIllustratorの使い方等。

資格の種類によって様々ありますが、その資格は就職活動を有利に進められます。就職後もその知識は活用できますし応用もできます。

また、デザインの仕事でどのように進めるべきか迷うことがあれば、原点にもどり資格取得の時には「こうだった!」と、再度認識して正しい方向へ向かうことが可能です。就職活動は誰でも順風満帆とは行かないかもしれませんが、まずは「やる気」を出して沢山の企業の中から「ここの就職試験受けたい!」と、思う企業を最初3社程選んでみましょう。

最初に行う就職活動はうまく行かないことも多くあります。会社見学、説明会で緊張してあまり聞くことも出来なかったし、緊張のあまりに記憶が・・・なんてことも良く聞きます。自分で出来なかった事を1つ1つクリアしていくことで、徐々に慣れて行きますので、少しでも慣れるように就職課の先生と練習してみるとか、友人・知人と一緒に練習すると予行練習になります。

最初の就職活動は誰もが知らないことに直面し、企業の方と話すと言うことに緊張してしまいます。普段の勉強にプラスで就職活動の勉強も疎かにならないようにしましょう。

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